NO.613 |
2004/04/15 (Thu) |
Usher Said He Is Philosopher Of R&B: Newest "Hardest Working Man In Show Business" |
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アッシャーにインタヴューすることができました。3時半から30分の予定が、待ちに待たされ、始まったのは4時50分。う〜ん。しかし、内容はよかったですねえ。『フィールン・ソウル』用に、村上さんと黒沢さんが話をききました。 アッシャーは、あの激しいステージとは一転、語り口はソフト。アトランタ・ブレイブスの帽子を被ったカジュアルないでたち。ひとつの質問に非常にていねいに答えてくれ、インタヴューはしやすいタイプです。 印象に残ったのは、彼自身がR&Bとヒップホップ的なサウンドについて明確に違いを持っていることがわかった点。例えば、「新作 『コンフェッション』 では、レコード会社からもっとヒップホップ的なサウンドをいれてくれと言われたけれど、僕としてはこれが次にくるサウンドなんだと言って彼らを説得した」という話に、そんなことが表れていました。 そして、「R&Bについてだったら、一日だって語り続けられるよ。(笑)まあ、僕はR&Bのフィロソファー(哲学者)だからね」とまで言い切りました。最近、いわゆるR&Bシンガーたちの活躍が、ラッパーたちのそれと比べると若干めだたない感じでしたが、このアッシャーの大ブレイクでいきなりいい感じになっています。R&Bミュージックの現在の立ち位置についても的確に捉えていました。 彼は1978年10月14日生まれ。現在25歳。94年にデビューした時はまだ15歳でした。25にして、すでに10年のヴェテランです。今、これを書いている最中、『ソウル・トレイン』ではアッシャー本人が生でゲスト出演しています。 「まったくプライヴェートな時間なんてない。僕は奴隷だ。仕事仕事仕事で、奴隷だ…」と笑いながら言っています。今年の終わりか、来年の前半までにはまた来日したい、ということです。 今回の来日は3回目。2回がプロモーションのために来日、1回がライヴでした。そのライヴは赤坂ブリッツでした。アッシャーは、この来日中にいくつかの音楽系のテレビ番組に出演する予定です。しかし、彼がこんなに「ハーデスト・ワーキング・マン・イン・ショウビジネス(ショウビジネスの世界でもっとも働く男)」とは知りませんでした。えらい! ミスター・ジェームス・ブラウンも彼にお褒めの言葉をあげることでしょう。 ENT>MUSIC>INTERVIEW>Usher |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |