NO.605
2004/04/07 (Wed)
"Tribeca"; New Jazz Restaurant At atre Shinagawa
トライベッカ。

品川駅の上にアトレ(atre)が出来て、いろいろあるらしい、という話を聞いていたので、ランチミーティングで行ってみた。品川駅の港南口(山手線の外側、海側)のここ数年の発展ぶりは、ほんとうにすごい。なんどかロケハンにきたが、このアトレ内もランチをする店がたくさんある。

中でもちょっとした話題はニューヨークはマンハッタンのグランドセントラル・ステーションにある「オイスター・バー」が日本にやってきた、といったところか。メニューや、外観などを見たが、なるほどという感じ。ここ何年か、やたらオイスターを出す店が増えたなあと感じていたが、なんとオイスターの輸入が緩和されたためオイスター専門店が増えたらしい。六本木のピラミデの中のツキジとか、西麻布にも二軒、恵比寿、五反田にもオイスターバーがある。

ここのアトレ全体のテーマがニューヨーク、マンハッタンなのね。それはさておき、一周してみるとなんとジャズを聴かせる店というのがあった。店名はこれまた「トライベッカ(Tribeca)」。マンハッタンのカナルストリートの下の地域を指す言葉。たしか、トライアングル・ビロー・カナル(カナルより下の三角地帯)を略してトライベッカだったと記憶する。「ソーホー」は、「サウス・オブ・ハウストン(ハウストン通りより南、の意味)」みたいな命名です。

入口でマネージャーに「喫煙ですか、禁煙ですか」と訊かれ「禁煙で」と答えた。この時、このマネージャーにどこかで接客されたような気がした。中にはいると、一番奥にドラムセット、その横にキーボード、さらにその横にDJセットが置いてあり、座席数はざっとみて100席くらい。あとで聞いたら、牛詰にすると130くらいはいるらしい。毎日夜ライヴが入っている。ファーストが18時50分から19時30分、次が20時15分から20時55分、3回目が21時40分から22時20分まで。出演者はみな日本人。月曜はDJとライヴミュージシャンのコラボレート、火曜から木曜が比較的ストレートなジャズ、金曜がソウル系、土日は、スペシャルっぽい感じということだが、まだ先月オープンしたばかりでライヴに関しては試行錯誤中だという。チャージは基本的には800円、スペシャルライヴの場合は別途。なかなかリーズナブルだ。

さて、注文しながらも、その注文を取りに来た子のてきぱきさに「グローヴァル系」の匂いを感じていたが、同時に店長にどこかで会ったような気がするという疑問が依然もやもやしていた。「店長もグローバル系かなあ…」 「いやあ、グローバルというより、その派生系じゃないかなあ…なんとなく」との会話。そこで、ウエイトレスの子に思い切って尋ねた。「店長は以前どこの店にいたのですか」 すると、「カルデナスです、広尾の」との答。「! だからだ、なるほど!」 しばらくして、その店長がやってきた。で、しばし雑談。「前、お会いしてますよ」みたいな。

帰り際、別のカフェの横を通るとそこにもアップライトピアノとマイクがあって、聞けば毎夜ライヴをやっている、という。アトレ、けっこうライヴミュージック度合い高いのでしょうか。というわけで、今度この「トライベッカ」にライヴを見に来ることにしました。




Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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