NO.444
2003/11/12 (Wed)
Welcome To Number One!
パワステ。

以前からケイ氏と一度ゆっくり食事&飲みをしましょう、ということで、ミスティークのライヴのあと、ケイさんご推薦の赤坂の和食の店へ。その場で作ってくれる豆腐、かなりおいしいです。豆の香りがぷ〜〜んとしてきて、やわらかいが、しかし、ふんわり固まっている。これは絶品だ。同じく豆腐で海苔がかかっているものも食したが、今度は海苔の香りがぷ〜〜んとしてきて、トリップ感覚。う〜〜ん、たまりません。

次々といろんな話題がでてきて、話が止まりません。(笑) 彼がMCを担当している前回のプライドがものすごかったという話を聴いていると、なんだか現場にいたかったなあ、と思いました。ストーンズの時よりも、東京ドームものすごいグルーヴだった、そうです。

その後、世田谷ストリートカフェへ移動。僕の車で移動したんですが、動かし始めたとき、「ゴーゴー」とハンドルがなるんですよねえ。ここんところ、動かし始めによくなるなあとは思っていました。そしたら車にもかなり詳しいケイさん、「センセ、これ、パワステのオイルいれたほうがいいですよ。そうしないと、パワステ、焼きついちゃいますよ」というアドヴァイス。「へえ、焼きついちゃうの? 知らなかった。それは大変だ」

ストリートカフェでは次々かかるインディ・ソウルの名曲に酔いしれます。途中で、リアル・ブラッド、ヒューマン・ソウルの話題になり、マスターが何曲かヒューマン・ソウルとリアル・ブラッドの曲を続けてかけてくれました。外は小雨が続き、「シルクの雨」がかかったので「恋は上々」をリクエスト。「リアル・ブラッドのアルバム、タワーあたりでもあんまり売ってないんですよねえ」と長野マスター。ケイ氏「あ、そうそう。トムがテレビなんか出てリアル・ブラッドのCDの告知するとき、トムのPHSの番号がでてるんだよね(笑) お、今、電話してみよう」 

しかし、リアル・ブラッドの一枚目はなんと手売りでライヴハウスなどで5000枚も売ったという。すごい数字だ。そしてトムさん、その昔、ピアノの調律師をやっていたそうです。絶対音感があるそうで。今度お会いしたときには、ぜひとも、そのあたりの話を聴いてみたいもんです。そういえば、話題のピアニスト、上原ひろみも絶対音感ありましたねえ。その模様をテレビでもやってました。ドライアーの音を聴かせどの音かを当てさせる、というもの。

様々な話の中で僕が非常に感銘したのが、これ。「まあ、いろいろな人と出会いますよねえ。で、仕事もプライヴェートも仲良くなってよく会うような人もでてきます。それで、長く続く人たちっていうのは、結局、みんな親戚になっちゃうんですよね。どこがで途切れちゃう人は、それで途切れちゃう。でも、友達づきあいが続く人は、ずっと続いて絆みたいのが深まっていく。継続は力なりというか、継続は親戚にというか」 おっしゃる通りです。「長くつきあっていくと(みな)親戚になる」((C) ケイ・グラント) 黒人の世界とか非常にそんな感じがしますね。ソウル・ファミリーって感じでね。

ソウルのカヴァー曲の話題で、しばしソウル・トーク。そんな中でいろんなライヴの話に。ケイさん、10年以上前に日清のパワーステーション(今はなくなってしまったライヴハウス)で見たエディー・ケンドリックス、デニス・エドワーズらテンプスのライヴに行ったときの話をしてくれました。このライヴは僕も見ましたが、既にそのときに肺がんで余命いくばくもないエディーが最後の力を振り絞って来日してくれたライヴでしたが、それに感激したケイさんは、アポもなく楽屋まで彼らに会いにでかけます。入口でマネージャーのような人物に「オレは日本でナンバーワンのDJだが彼らに会いたいんだ」と言うと、マネジャーは中にいれてくれた。そして、エディー、デニスたちが会ってくれたのです。それまで酸素を吸って横になっていたエディーが、彼らが部屋に入るや、一瞬にしてびしっと立ち上がり、一言「ウェルカム・トゥ・ナンバーワン! (よく来てくれたな、ナンバーワン!)」と言って手を差し伸べてきました。それにケイさんが大感激したのは言うまでもありません。「ウェルカム・トゥ・ナンバーワン!」という歓迎の言葉が泣かせますねえ。かっこいい!

ストリート・カフェは、すべてマスター長野さんの手作り。つまり、日曜大工ですべてテーブルとか棚とかを作った。すると、ケイさん「僕も、昔店作ったとき、全部やりましたよ。大工トークできますよ」と言い、しばし、マスターと大工トーク。う〜〜む、入り込めません。(笑) というわけで、大工トークにインディ・ソウルに明け暮れた夜でした。

そして、今日さっそくオートバックスに行って、パワステのオイル入れてきました。音がしなくなって、気持ちハンドルが軽くなったような気がしました。(笑) なんだ、はやくいれればよかった。パワステにオイルを入れるように言われ、パワステでのいい話を聞かされ、すっかりパワステ三昧でお送りしました。チャンチャン。

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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