NO.443
2003/11/11 (Tue)
Mis-teeq: I've Just Remember Member's Name
記憶。

小雨降る渋谷AX。入口でショウの始まりを待っていると、再び佐藤英輔氏登場。僕を見るや、一拍おいて、「まあ、これはねえ、来るよね」。イギリスから登場した女性R&Bグループ3人組、ミスティークの初ライブ。会場の入りはまあゆったりとした感じ。6割ぐらいか。前日インターFMのゲストでやってきていたが、DJマーヴィンは彼女たちが来るというので、いつもと違ってスーツで来ていた。力、入ってた。僕は普段着です。

前座はCDにほぼ全曲口パクで登場の新人タイムス・フォー(Tymes 4)というグループ。「ルックスからして、決してアイドルではない」というのがちょっと小耳にはさんだ評判。約30分のステージを終えて、DJ・ケイ・グラント氏一言。「う〜〜ん、テレビ『ソウルトレイン』の収録みたいで、いいですねえ」 (笑) そうそう、『ソウルトレイン』の収録は、きっとこんな感じなんでしょうね。レコードにあわせて、観客も出演者もただ踊る。タイムス・フォーは衣装も普段着のようなものででてました。日本在住の黒人グループなのかとさえ思った。実際はこれもイギリス出身らしいです。このライヴを見ていた若干14歳ソウルシスター、M一言「踊り、ひとり以外、あんまりうまくないよ。これじゃ売れないでしょ」。斬る、切る、キル・ビル。

さて、いよいよミスティーク登場。これはバンド付きで、ちゃんと歌っています。やっとメンバーの名前と顔が一致しました。え〜と、ブランディー似の一番リードを取る子がサブリナ、ラップを担当し顔が一番小さいのがアリーシャ、そして、ちょっとマライア・キャリー似なのが、スー・エリス。「ワタシタチ、3人アワセテ、ミスティーク!」とステージで挨拶。

かなり、踊ります。スー・エリス、踊りがんばってます。アリーシャ、ラップ上手です。サブリナ、一番たくさん歌います。途中にTLCなどへのトリビュートも含め約86分。若干途中間延びした感はありましたが、新人としてはまあまあのできじゃないでしょうか。

ミスティークがライヴを始めてしばらくしたら、ちょうど僕の真後ろに、さきほどまでステージにいたタイムス・フォーのメンバーが、実に真剣にミスティークのライヴを見ていた。こういう場合の彼女たちはどういう思いでライヴを見ているのだろうか、と気になり、思わず、インタヴューしてしまおうか、と思った。勉強しているのか、自分たちの方が勝ってる、あるいは、負けてるとか思うのだろうか。

バンドは、ドラムス、ベース、ギター、キーボード、コーラス2人、DJという7人。バンドの音が、ちょっとロックっぽいところがあって、個人的にはもう少しR&Bっぽいといいなと思った。途中で一度お色直しあり。白から赤に変わった。みな、何を着てもかわいい。ステージ見ながら、名前と顔を復誦。「サブリナ・ブランディ、小顔アリーシャ・ラップ、マライア・スーエリス・・・」 さあ、覚えたぞ。後で会うチャンスがあったら、名前をしっかり呼んでみよう。

ライヴが終ると、なんと彼女たちは3人揃ってサイン会を開催。6-70人が列を作っていた。名前を記憶した成果を直接会って発揮しようと思ったが、その列に負けて帰ることにした。残念。

(2003年11月10日月曜・渋谷AX=ミスティーク・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Mis-teeq

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
|Return|