NO.278 |
2003/06/04 (Wed) |
Oldest Funk Band in Tokyo at Newest Live House |
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初めて行くライヴハウスは、いつもちょっとしたどきどき感があります。渋谷に昨年秋にできたというプラグ( http://www.plug.tv/contents.html )という店。地図によると、山の手線ぞいだというのですが、あんなところに、ライヴハウスなんてあるのだろうか、と思って歩いていくと、確かにありました。これは知らなきゃ、わからないわ。 地下へ行く階段をけっこう降りて、会場に到着。ちょうど、演奏が始まりました。会場は立ちで100人くらいは入るでしょうか。中くらいのハコ。オンエア(渋谷)の小さい方くらいでしょうか。聞き覚えのあるグルーヴ、そう、曲はジェームス・ブラウンの「スーパーバッド」(のりのり抜群)です。演奏しているのは、超ヴェテラン、ジェームス藤木&リスペクト・オール、フィーチャリング・イクミ。このバンドは以前にも見たことがありまして、っていうか、長いですから、ジェームスさんのバンドは、そこそこライヴハウス行って日本のファンク系、ソウル系、あるいは、ロックンロール系に通ってる人なら、誰でも一度は触れるであろう、バンドです。 「スーパーバッド」からファンク炸裂です。これだけのグルーヴ感、タイトのリズムっていうのは、改めてすごいな、と思いました。オオサカモノレールもまっつあおっていう感じでしょうか。(笑) そして、「ムスタング・サリー」(ロッケンロールの味も)。どこを切ってもソウルがあふれでてきますねえ。 そして、バンドの紅一点、イクミが登場。ラベルの「レディー・マーマレード」をぎんぎんに歌います。イクミちゃんに関しては、一度2002年11月6日付け日記( http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200211/diary20021106.html )で書いてますが、迫力は昔ゴスペルでも歌ってたんじゃないか、ってほどですね。その他に、彼女はこの日、リン・コリンズの「シンク」、「ロック・ミー・アゲイン」(迫力)、マリリン・マックー&ビリー・ディヴィス・ジュニアの「ユー・ドント・ハヴ・トゥ・ビー・ア・スター(邦題、星空の二人)」(ジェームスさんとデュエット)、シルヴィアの「ピロー・トーク」(腰をセクシーにくねらせる)、そして、再びグラディス・ナイト&ピップスの「ニーザー・ワン・オブ・アス(邦題、さよならは悲しい言葉)」(おなじみ、超しっとり)などを歌ってくれました。 強力です。バンドはツー・ステージ。「ギヴ・イット・アップ・ターン・イット・ルーズ」、「アイ・フィール・グッド」、「セックス・マシン」などジェームス・ブラウンのナンバーを軸に、ソウル、R&Bヒットのオンパレードです。彼らのような、ライヴたたき上げのバンドは、やっぱり違いますね。 まあ、日本最古のファンクバンドが、東京の最新ライヴハウスで魂を爆発させたっていうところでしょうか。これぞソウル・エクスプロージョン! (2003年6月1日、渋谷プラグ) ENT>MUSIC>LIVE>FUJIKI, JAMES & RESPECT ALL FEATURING IKUMI |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |