NO.214 |
2003/04/05 (Sat) |
Plants at New Orleans |
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一昨日(3日)の深夜フジテレビ系で「ルーツ・オブ・ミュージック、ヴォリューム4」という番組をやっていました。ヴォリューム4ということは、3までがあったんですねえ。ぜんぜん知らなかった。途中から見たのですが、今回カメラはニューオーリンズを取材していました。 僕はこの地は行ったことがなくて、一度なんとしてでも訪れたいと思っています。番組には、アラン・トゥーサン、ネヴィル・ブラザース、ワイルド・マグノリアス、そしてそのバンドマスターこと我が山岸潤史などなどが登場。ライヴハウスでのライヴの様子や、各ミュージシャンのインタヴューなどをまとめていました。 ニューオーリンズというと、一般的には「ジャズの発祥地」みたいに捉えられていますが、もちろんそれも正しいのですが、僕なんかはブルーズ、リズム&ブルーズなどの発祥地のように感じてしまいます。ミーターズ、ネヴィルズ、ワイルド・マグノリアスなどのいわゆるニューオーリンズ・サウンドと呼ばれる独特のリズムは、非常にオリジナリティーが高いものです。グリッティーな(脂っこい、べとっとした)サウンドです。 山岸さんと最後に会ったのは、2年ぐらい前かな。誰のライヴについてきたのだろうか。ワイルド・マグノリアスだったか。番組内の彼のインタヴューは、相変わらずとてもハッピーなキャラを映し出していました。 番組最後に、いろいろなアーティストに「ニューオーリンズの街とは」と質問し、それぞれが答えたのですが、アラン・トゥーサンのまとめの言葉がかっこよかった。彼はこう言いました。 「ニューオーリンズは、私にとってはすばらしい庭(ファビュラス・ガーデン)のようなものだ。そして、私はニューオーリンズの庭に咲く植物(プランツ)だ」 うまいですね。いかなるミュージシャンも、庭の植物。ひょっとしてDJなんかも、庭の植物ですね。ディスコという庭にぱっと咲いて、人々をなごませ、ときには盛り上げる。うむ、そうなると植物というより、ガーデナ(庭師)のほうが、あってるかな。ニューオーリンズというすばらしい庭には、すばらしい植物がたくさん咲いています。その植物をもっともっと輝かせる素敵な庭師もいます。 そして、番組進行のナレーション、誰かと思ったら、谷啓だったんですね。では、ワイルド・マグノリアスでもひっぱりだそうかな。 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |