NO.140 |
2003/01/31 (Fri) |
Earl Young |
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フィラデルフィアにあるシグマ・サウンド・スタジオを本拠に活躍していたスタジオ のセッションドラマーの一人が、アール・ヤングという人物です。この人は、まさに フィラデルフィア・サウンドの要となったドラマーで、フィラデルフィア・サウンド の屋台骨というか土台のような存在です。 この人のドラムがかっこいいんですよねえ。ものすごく強烈に印象付けられたのは75 年のハロルド・メルヴィン&ブルーノーツの大ヒット「バッド・ラック」です。いわ ゆるドラムのハイファットの部分をパシャパシャやる奏法が斬新で。しかも、のりが ものすごくよくて、実にグルーヴ感がある。 シグマサウンドスタジオに終結していた多くのスタジオミュージシャンたちは、プロ デューサーから声がかかれば、いつでも、録音にやってきました。プロデューサーの ケニー・ギャンブル&レオン・ハフがミュージシャンを募ってオーケストラのアルバ ムを作れば、その作品は、MFSBのアルバムとしてリリースされ、ヴィンス・モン タナがコールをかければ、それはサルソウル・オーケストラになったわけです。 ドラムは、このアール・ヤングかチャールズ・コリンズという人でした。アール・ヤ ングはその後、トランプスのメンバーとなり、ドラムだけでなく、ヴォーカルも聞か せるようになります。ものすごい低音の持ち主で、意外といい声で、けっこう隠れフ ァンもいたものでした。 一度、じっくり話を聴いてみたいものです。 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |