NO.138
2003/01/29 (Wed)
Loleatta Holloway
表記。

ロリータ・ハロウェイというシンガーがいます。シカゴを本拠に活躍するヴェテラ
ン・シンガーで、60年代後期から70年代初期にかけていくつかのインディで小ヒット
を放ってきました。しかし、彼女を一躍有名にしたのは、サルソウル・レーベルに移
籍して発表した数々のディスコヒットです。

「ランアウエイ」「ヒット&ラン」「キャッチ・ミー・オン・ザ・リバウンド」など
など。76年から78年くらいにかけてヒットを出しました。ものすごく、迫力があるシ
ンガーで、昨年12月のアゲハでのライヴもなかなかよかったものです。その前にどこ
かのクラブ・ライヴ(MZA有明だったか)で来日したときも、すごかったですが。

という前振りで、何が言いたいかというとですねえ、このロリータ・ハロウェイの日
本語表記なんです。レコード会社は「ロレッタ・ハロウェイ」と表記してるんです
ね。以前は、ロリータだったのです。

で、正しい発音はどうかというと、「ロリータ」で、「リ」にアクセントがきます。
「lea」ですから、ここはどうしても、「リー」になるわけです。よって、聴き方によ
っては、「リータ」と聞こえたりもします。そもそも英語をカタカナにするには難し
い部分も多々あるのですが、「ロレッタ」と「ロリータ」じゃあ、かなり違うと思うん
ですよ。

どうも「ロリータ」という響きが、嫌だということで、ロリータ改めロレッタにして
しまったらしいのですが、ぜひロリータに戻していただきたい、と思うわけです。

で、そのロリータの日本編集のベストアルバム 『ザ・グレイテスト・パフォーマン
ス・オブ・マイ・ライフ』
が2月26日に発売されます。「リライト・マイ・ファイ
アー」(ダン・ハートマンのヒット)、GTSとの曲も2曲、サルソウル・オーケスト
ラの作品も収録されています。全17曲。これに「クライ・トゥ・ミー」なんかもいれ
られたら完璧だったのですが。(レーベル違うからむずかしいですね) かなり彼女の
キャリアを集大成してますね。

ロリータ、ジョスリン・ブラウン、あるいは、グロリア・ゲイナーといった女性シン
ガーは当初はニューヨークなどのゲイディスコで大変な人気を獲得しました。なぜか
こうした張り上げ系の女性シンガーをゲイの人たちは熱く支持していました。それ
が、徐々に広まっていったわけです。
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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