NO.135
2003/01/26 (Sun)
Utazawa
花蝶。

新橋演舞場の前にある由緒正しい料亭。そこで、友人のお三味線と歌澤の発表会があ
りました。(2003年1月12日付け日記) 先日の日記ではその歌曲「今朝の雨」
の解釈を考えたわけですが、それを含め約30人のお弟子さんが、お三味線にあわせ
て歌います。

この歌澤の世界は、さっと読んでしまえば15秒の歌詞をじっくり、ゆっくり3−4
分かけて歌うんです。でまた、その詩の世界がおもしろいんですねえ。粋、色っぽ
い、今風に言えばおしゃれ。かっこいい。

一番最後に芸者さんがでてきて、歌と三味線にあわせて踊るのですが、なかなかいい
感じです。その歌が終わったあと、そこに別の芸者さんがいました。「この世界にあ
こがれて、短大でて、始めたんです。まだまだこきみ姉さんには、足元も及ばないで
すよ」という彼女は、さくらちゃん。こきみ姉さんは、歌澤の最後で踊った人です。
若い女性で、こういうのに興味を持つっていうところがおもしろいですね。

普段、とても、僕たちなど足を踏み入れることができないような料亭です。なかなか
おもしろい経験でした。
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
|Return|