NO.133 |
2003/01/24 (Fri) |
MFSB |
---|
フィラデルフィアにMFSBというインストゥルメンタル・グループがいます。実際 は、40名近いオーケストラです。フィラデルフィアにあるシグマ・サウンド・スタジ オに出入りするスタジオ・ミュージシャンの集合体がこのMFSBです。この場合は、 プロデューサーのギャンブル&ハフたちが仕切って録音します。 だいたい、ドラムがアール・ヤング、ギターにノーマン・ハリス、ベースにロニー・ ベイカー、さらにホーン・セクション、ストリングスがつきます。 ここに一人ヴィンス・モンタナというヴァイブ奏者がいます。そして、このヴィンスが バンドマスターになってほとんど同じミュージシャンたちでオーケストラを作りまし た。ヴィンスがバンマスの場合、オーケストラ名はサルソウル・オーケストラになります。 このサルソウル・オーケストラは、75年に「サルソウル・ハッスル」の大ヒットを放 ちます。サルソウル・オーケストラの作品やMFSBの作品を聞いていると、どこか映 画音楽を聴いているような錯覚におちいることがあります。特にMFSBの「マイ・ ワン・アンド・オンリー・ワン」なんかを聴いていると、映画のバックに流れてきそ うな作品です。 MFSBは、マザー・ファーザー・シスター・ブラザーの略。フィラデルフィアの愛 称は、シティー・オブ・ブラザリー・ラヴ、すなわち、兄弟愛の街。華麗なインスト ゥルメンタル・サウンドをお求めなら、MFSBやサルソウル・オーケストラをどうぞ。 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |