NO.089 |
2002/12/12 (Thu) |
If: Sam Cooke & Otis Redding would live little bit of longer |
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この時期は、やはり、二人のソウル・ジャイアントの命日でしょうか。ジョン・レノンの時にも書きましたが、サム・クックは64年12月11日、オーティス・レディングは67年12月10日、それぞれ死去しています。サムは33歳、オーティスは26歳でした。 もし、彼らがそんなに若くして死ななかったら。 二人とも、ソウルの歴史の中でもっとも重要なシンガーに数えられます。どちらも、ゴスペルをベースに、さらに世俗的な歌を歌いだすようになり、爆発的人気を獲得しました。 オーティスのアイドル、ヒーローはサム・クックでした。しかし、興味深いのは、オーティスのラフで、生々しい歌とサムのスムーズで滑らかな歌唱とは、ずいぶんとかけ離れている点です。 オーティスの「アイヴ・ビーン・ラヴィン・ユー・トゥ・ロング」が車のCMに使われたのはもう10年も前のことでした。最近も、何かに使われてましたね。でも、そういえば、サムの曲が使われたのは、日本ではあんまり聞かないですね。一度たばこのCMに使われたことがあるらしいのですが、僕は聞きませんでした。 イギリスでは、86年頃、「ワンダフル・ワールド」がジーンズのCMかなにかに使われて、リヴァイヴァル・ヒットしたことがありました。 それにしても、もしこの二人があと10年長く生き、ソウルを歌ったとしたら、その後のブラック・ミュージックの世界はどうなったのでしょうか。二人のデュエットなんてことが実現したのでしょうか。 まったく想像もつきませんね。歴史にもし、はないのですが。 〔Special thanks to Michiko Matsuura for complete setlist〕 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |