真似。
いよいよ来週日曜(24日)、『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1mhz)で、あの伝説のDJウルフマン・ジャックがよみがえる。というわけで、昨日の「ソウル・サーチン」のコーナーで次週のウルフマンの案内をしたのだが、そこで、DJマーヴィンがウルフマンの真似をやった。
これが、すごい。(笑) びっくりした。確かに小林克也さんなどもウルフマンの真似をするし、また、比較的真似をしやすいタイプの声ではあるのだが、マーヴィンのも実によく似ている。マーヴィンは、これまでにもジェームス・ブラウン、マイケル・ジャクソンなどの真似を実にうまくこなしてきたが、ウルフマン・ジャックは、彼の物真似ベスト3にはいる。
このマーヴィンのヴァージョンのウルフマンを聴いたインターの担当者は、「権利、買わなくてもよかった・・・(笑)」と言ったほど。マーヴィンの声で、なんちゃってウルフマン・ジャック・ショウができてしまう。
マーヴィンは、「17歳くらいから、ずっとウルフマンが大好きで毎日真似してた」というから、四半世紀ウルフマンの真似をしてきているともいえるかもしれない。しかも、「ニホンゴモシャベレルヨ~~」には、スタッフ一同大爆笑した。
番組を終え、打ち合わせが一段落してスタジオに行くと、7時からの番組を担当されるピーター・バラカンさんがいつものようにスタジオでスタンバイしていた。スタジオの前を通ったら、ちょうどバラカンさんが手を振られたので、中に入った。「ミーティング?」と聞かれたので、「え~、来週のウルフマンジャックの打ち合わせで・・・。ピーターさんは、ウルフマン・ジャックはリアルタイムで聴かれていたんですか?」と尋ねた。すると、「僕はイギリスだから聴いてなかったなあ。彼を認識したのは、(映画)『アメリカン・グラフィティー』からかな。その後日本に来てからFENで聴いてた」と言う。
「ウルフマンというと、トッド・ラングレンが『サムシング/エニシング』っていう二枚組みのアルバムで『ウルフマン・ジャック』っていう曲、やってますよ」と教えていただいた。わお、そのアルバムは確かうちにあるはず。さすが、なんでも知ってる。「あ、もう本番ですね」と僕。「あと、1分だ」 時計を見ると6時59分だった。ではでは、と言いながら、扉を閉めてスタジオを出た。
そういえば、このインターFMのスタジオも、いわゆる喋り手(DJ)がひとりでCDをかけ、しゃべるというスタイルという点ではウルフマン・ジャックと同じだ。カナダのロックグループ、ゲス・フーの「クラップ・フォー・ザ・ウルフマン」も、彼に捧げられた作品だ。
そして、僕は家に戻り、トッド・ラングレンのそのCDを引っ張り出し、「ウルフマン・ジャック」を聴きながら、この日記を書いた。
ENT>RADIO>Wolfman Jack Show