注文。
このウェッブページのタイトルにもなっている「ソウル・サーチン」は僕が2000年7月に出した著作からとっています。本ページのへヴィー・ヴィジターの方はすでにご存知だと思いますが、ソウルミュージシャン7組(ジョン・ホワイトヘッド、ハーヴィー・フークワ(マーヴィン・ゲイ)、マイケル・マッサー(モハメド・アリ)、シック、ウーマック&ウーマック、ミニー・リパートン、ナタリー・コール)にスポットをあてたいわば音楽ドキュメンタリーです。切り口は、そのミュージシャンの栄光と挫折の間にある「ソウル・サーチン」という行動です。
本の内容はかなり読み応えがあるもので、それぞれのアーティストのファンであったり、それぞれのアーティストに思い入れがある方は、その章に圧倒的に感動されるようです。シックのファンの方は、シックの章を何度も読み返し、「ラヴィン・ユー」でミニー・リパートンのファンになった人は、ミニーの章で涙するとききます。4年前に出版されていますが、自分で言うのもなんですが、今読んでも、まったく色あせることない輝きを持っています。
本の出版から約4年たったわけですが、つい先ごろ、初版(わずか3000部)がほぼ売り切れになったという報告を出版社から受けました。ちょうど僕自身昨年暮れ以降、何十部かまとめて買おうと思い、出版社に頼んでいたのですが、なかなか入荷しないでいた矢先のことでした。しかし、現時点で重版の予定がたっていません。ということは、これ以後、この『ソウル・サーチン』の本をなにかのきっかけで知って、書店に注文しても入手できないということになります。これは著者としても、またブラック・ミュージック、ソウル・ミュージック愛好家としても由々しき問題です。(笑)
「重版してもらえないか」と頼んでも、なかなかすぐにはできない、という返事。ある程度の数字が見込めれば考える、と。そこで、考えました。このウエッブをご覧になっている方へお願いです。書店にこの『ソウル・サーチン』の本を注文してください。注文が出版社に届けば、そこで出版社は重版を決断するかもしれません。ここだけの話ですが、注文して実際に買われなくてもかまいません。買っていただければもちろん、最高ですが。(笑) 注文を出すことが、増刷への第一歩らしいのです。
詳細は次の通りです。この本を出版元から取り寄せてくれ、と注文してください。現時点では、注文しても1-2週間してから「版元、品切れ」といった返事が返ってくるのでしょう。でも、それでもいいのです。注文が入ったという事実が残れば、重版への第一歩となります。
『ソウル・サーチン~R&Bの心を求めて』(出版社、音楽之友社、2000年7月発売。吉岡正晴・著、2400円)
本日は、選挙演説のようにやってまいりました。あなたの一冊の本の注文をお近くの書店さんへ。よろしくお願いいたします。(ペコリ) あ、そうそう、もし中古書店で見つけたら僕ももちろん即買いです。(笑)