スファンク。
モーションブルーで、ニューヨークを本拠に活躍するベース奏者、塩田哲嗣さん率いるスファンクというバンドのライヴを見た。メンバーは下記を参照してもらうとして、なかなかのファンク・バンドで驚いた。
みんなスタジオやライブでそれぞれに大活躍中の人たちばかりで、それを塩田さんがみんなに声をかけ、まとめた、という。ここ1-2年で何度かライヴをやり始めて好評なので、地方公演も組み込まれている。
彼らはそれぞれが自分の持ち場で、自分の楽器の演奏を聴かせる。自分のソロになると、がぜん、前にでてくる。そのあたりが、強力にわかりやすい。みんなソロは輝く。
リズムはタイトで、しっかりしている。また音楽的にもレゲエ、スカ風、ファンク風、ジャズファンク風、フュージョン風などヴァラエティーに富んだつくり。一曲女性シンガーが、レイラ・ハザウェイの持ち歌でも知られる「サムシン」を歌った。
ほとんどのMCを塩田さんが早口でする。若干、早口なので聴き取り辛かった。そうそう、会場のファンはかなり女性が多くてびっくりした。9-1で女性ファンが占めていたのではないか。塩田さんに尋ねた。「なんで、このようなファンクバンドなのに、こんなに女性が多いんですか」 「さあねえ、わからないねえ。僕のファンじゃないことは確かだよ。太田(サックス)とかトク(フルーゲルとヴォーカル)のファンじゃないか?(笑)」
塩田さんはニューヨークなので、普段のやりとりはメールなどだそうだ。昔は、楽譜を書いてメンバー全員にファクスなどしていたが、今ではウエッブ上にアップして、みんなにとりに来てもらうやり方をしているので、ずいぶんと楽になった、という。音源もネットでやりとりできる。たしかに便利だ。
ちなみに、グループ名、英語表記はSFKUaNK!! なんて読むのかと聞いたら、スファンクでいいです、とのこと。スカとファンクを足したような造語だそうです。
(14日のメンバー)
塩田哲嗣(b)、NARGO(東京スカパラダイスオーケストラ)(tp)、北原雅彦(東京スカパラダイスオーケストラ)(tb)、TOKU(tp,flh)、太田 剣(sax)、大坂昌彦(ds)、石成正人(g)、クリヤマコト(key)
塩田さんのウェッブページ
http://norishio.oops.jp/
(2004年9月14日火曜・横浜モーションブルー、スファンク・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>SFKUaNK!!