狂愛。
ちょっと「クレイジー・ラヴ」の話がBBSででていたので、この曲について書きましょう。
これは、ヴァン・モリソンというアイルランド共和国のベルファースト出身のシンガー/ソングライターが70年に書いた作品なんですね。モリソンは1945年8月31日生まれ。本名がジョージ・アイヴァン(イワン?)・モリソン、今59歳ですね。60年代にゼムというグループに在籍し、その頃「グロリア」というヒットを放っています。その後ソロになりました。そして、ヴァン・モリソンは、やはりブルー・アイド・ソウルのシンガーのひとりとして捉えられています。ちなみに、ベルファーストは、アイルランドの独立を主張する過激派IRAの拠点のあるところです。
アメリカでは70年3月にでた彼の2枚目のアルバム『ムーンダンス』に収録されています。このアルバムは、彼の30枚以上あるアルバムの中で当時300万枚以上売れる大ヒットとなった彼の最大のベストセラーです。また、「クレイジー・ラヴ」はシングル「カム・ラニング」のB面にも収録されていました。
最近では、ブライアン・マクナイトのカヴァーがひじょうにいい感じでした。これは映画『ジェイソンズ・リリック』(94年)にも収録されていた作品。ほかにも、ブラック系では、エディー・フロイド、アイズレイ・ブラザース、マホガニー、エスター・フィリップス、そして、アーロン・ネヴィルも映画『フェノメノン』で録音しています。ポップ系では、リタ・クーリッジ、ブライアン・フェリー、ジャスティン、ジェシー・デイヴィスなど。(情報提供、ウッチーさん、感謝) アーロンのヴァージョンには、ザ・バンドのロビー・ロバートソンのギターがはいってるんですね。
歌詞はストレートなラヴソングです。「彼女は僕に、狂おしいほどの愛を与えてくれる」というもの。ブライアンのヴァージョンは、映画の中でものすごく効果的に使われていたように記憶しています。
Crazy Love
I can hear her heartbeat from a thousand miles
And the heavens open up every time she smiles
And when I come to her that is where I belong
And I’m running through her like a rivers song
She gives me love, love, love, love, crazy love
She gives me love, love, love, love, crazy love
She’s got a fine sense of humor when I’m feeling low down
And I’m coming to her when the sun goes down
Take away my troubles, take away my grief
Take away my heartaches in the night like a thief
She gives me love, love, love, love, crazy love
She gives me love, love, love, love, crazy love
And I need her in the daytime ( I need her)
And I need her in the night ( I need her)
And I want to throw my arms around her
Kiss and hug her, kiss and hug her tight
When I’m returning from so far away
Gives me some sweet loving, brightens up my day
And it makes me righteous and it makes me whole
And it makes me mellow right down to my soul
She gives me love, love, love, love, crazy love
She gives me love, love, love, love, crazy love