ギター。
ストラトキャスターというギターが誕生して今年で50年だそうだ。そこで、ストラトを使う世界のギターの名手が集まって、ストラトキャスターへのトリビュート・アルバムを作った。その名も『トリブュート・トゥ・ストラトキャスター』(ビクターVICJ61229、2004年8月4日発売)。いろいろな人や、なにか災害などの被災者へのチャリティーなど様々な企画はあるが、ギターに対してのトリビュートはおそらく初めてだろう。
登場ギタリストは、ハイラム・ブロック、ジェフ・バクスター、スティーヴ・ルカサー、バジー・フェイトン、デイヴィッド・T・ウォーカーなど。全15曲。僕が個人的に気に入ったのは、曲でいうと「アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ」と「ア・トリビュート・トゥ・キング」と「リスペクト」。いずれもスタックスのヒット。最初がオーティス・レディング自身のヒット、次がオーティスが亡くなって彼へのトリビュート作。ヒットさせたのはウィリアム・ベル。そして、アレサ・フランクリンの大ヒットでも知られる曲。書いたのはオーティスといった具合だ。
「アイ・キャント・・・」と「ア・トリビュート・・・」は、スティーヴのメインのギターのほかに、デイヴィッドTがサイドをプレイする。「リスペクト」は、ディーン・パークスとデイヴィッドTが参加。そして、ハモンド3をブッカーTジョーンズが弾いている。
このストラトキャスター企画、元々は邦楽アーティストで企画が進んでいたところ、洋楽アーティストでも編集しようということで制作が進んだ。まあ、欲を言えば、これにエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ナイル・ロジャースなどをいれてもらえれば、さらに最高になっただろう。(笑)