ロック。
「ナード」と呼ばずに、「エヌ・イー・アール・ディー」と呼んで、というN.E.R.D.。これは、”No One Ever Really Dies”の頭文字だそうです。一般的にナードというと、「オタク」、「ダサい」と言った意味になりますが。チャド、ファレル、シャイの3人組。チャドとファレルは、ネプチューンズという名のプロデューサーチームとしても活躍中です。そのN.E.R.D.のライヴ。ところが、チャドがステージにはいません。前回の来日時にもチャドは来ていなかったそうです。レコーディングと、ライヴは別物という考えかたのようです。
とはいうものの、いやあ、ゼップ東京超満員。一階は立錐の余地なし。立てのりのロック的なサウンドで、上がる上がる両腕、両腕。ドラム、ギター、ベース、キーボード、ヴォーカル2人。ドラマーがかなりはぎれのいい音をだす。ロックとは言ってもグルーヴ感のあるリズム。シンプルなサウンドで、一瞬だったが、ポリースを思わせるようなところもあった。4人のバンドに2人のヴォーカルということで、わかりやすい。
「N、E、R、D!」。観客がそれに答える。「エヌ! イー! アール! ディー!」 ヒップホップファンもいたが、それよりロックファンが多いような印象をもった。ここ一週間で見た、ミッシー、アウトキャスト、N.E.R.Dの中では一番音楽的だった。なかなか感じのいいライヴだった。
Setlist (incomplete)
01. Preservation
02. Fly Or Die
03. Brain
04. Run To The Sun
05. Stay Together
06. She Wants To Move
07. Backseat Love
08. Provider
09. Maybe
10. Breakout
11. Bobby James
12. Love Ya/Couvousier/Beautiful
13. Frontin’
14. Rockstar
Encore Jump(?)
Encore Thrasher(?)
Encore Lapdance(?)
(2004年5月26日水曜、ゼップ東京=N.E.R.D.ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>N.E.R.D.