Soul Searchin’ Talking Saga Continues

内幕。

さらに、「ソウル・サーチン・トーキング」ネタが続きます。実際、振り返ってみるとパート1が80分、パート2も95分を越えていました。これは、予定以上の長さになってしまいました。まあ、最初の読みでは伸びて70分ずつ、マックス80分と思ってましたから。しかし、こっちはやってるほうなので、時間は見てはやってるんですが、ケイリブのライヴを見てるときは完璧に観客になって、時間が経つのを忘れてしまいました。(笑) 当初の予定では、お店側の希望は、60分、休憩30分、後半60分。入れ替えをしないので、1部と2部は違うものを、ということでした。最後のアンコール「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」が終わり、最後の挨拶が終了したのが、11時15分でした。中には終電に間に合わず、帰られてしまった方もいらっしゃったようです。すいません。まあ、この辺のタイムキーピングは反省点として、次回以降の課題とさせていただきます。(笑)

各セットリストについての解説も、かなり実際ははしょった感じになって、僕としては消化不良なんですが、結果的には時間がないということもあって、しかたないかもしれません。その部分はこの日記でフォローしましょう。

彼がやった4セットとも、本当によかったですが、まずセット3について何か書きたいです。これはセット3に限らずですが、やはりスティーヴィーの曲はいい曲が多い。だから、2時間近くやっても、こちらは飽きないんですね。当たり前のことですが、やはりとてつもなくすごいことです。さきほど、今回の26曲にはいっていない曲でピアノでできそうな曲をリストアップしていたんですが、まだ20曲以上ありますねえ。「アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー(邦題、心の愛)」を除いても。(笑) これは、すごいなあ。

セット3、まずケイリブが少しアドリブっぽくピアノを弾いて、そこからおもむろに「レイトリー」のイントロに進みました。うまい! つかむ! 途中のところで、ブレイクをはさむと、観客から掛け声が。いやあ、いいですねえ、こういう雰囲気。たまりません。スティーヴィーの曲は、とても音域が広く、特に男性歌手は高域のところを歌うのが大変なようです。で、ケイリブももっとも張り上げるところで、一息深呼吸をいれたわけです。そこで、「Take your time, it’s the best part!」の声。ケイリブ、観客側を見て「Not for me!」 そして、爆笑。深呼吸してやっとの思い出歌い上げる最高のパート。観客からやんやの声援が。

映画『シークレット・ライフ・オブ・プランツ』のサントラとしてリリースされた同名のアルバムから、「センド・ワン・ユア・ラヴ」とタイトル曲と、しっとりした曲が続き、さらにそこから『インナーヴィジョンズ』からの「オール・イン・ラヴ・イズ・フェア」への流れは見事でした。

僕は観客のみなさんの反応もすばらしかったと思います。曲の歌い始めでの歓声、サビのところでの掛け声、終った時の拍手。こういうリアクションだとシンガーもどんどん乗ってきます。

そして、曲が終わり、ケイが歌った曲の解説をしている時のとこでした。映画のサントラの話になり、突然、「アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー」の話になったんですね。そして、ケイリブがなぜ彼がこの曲を嫌いかを延々とまくし立て始めました。いやあ、このトークはおもしろかったですね。ケイリブによれば、「スティーヴィーはあの頃、お金が必要だったから、ヒット曲を書かなければならなかった。スティーヴィーくらい才能があると、彼らはいくらでもヒット曲など書こうと思えば、書ける。でも普段はもっとクリエイティヴに曲を書こうとしている。しかし、あの時、スティーヴィーは税金問題を抱えていた」というようなことをいろいろな例などを出しながら、解説したのです。かなり受けてました。(笑) いわばこう言った内幕ものは、あんまり語られないからおもしろいですね。まあ、これをスティーヴィー本人が認めるかどうかは、別問題ですが。(笑)

それにしても、このセット3は全曲の流れが見事でした。僕が思い描いた「ユー、ミー&ピアノ」にぴったしでした。そしてセット4へ向かうにつれ、彼のもとにスティーヴィーが舞い降りてきた感じでした。ケイリブ、ありがとう。You did great job! って感じです。

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