感謝。
いやあ、ケイリブ、よかった。(笑) 今までケイリブの歌ってピアノバーでしか聴いたことなかったんです。もちろんそれもそれなりによかったのですが、今日のはかなり本気だったですね! 僕が一番思ったのは、このライヴをスティーヴィー本人に見せたかったということ。次に、彼が歌う曲の歌詞をみんな覚えていられればなあ、ということ。いやあ、こうなると一緒に歌いたくなりますねえ。スティーヴィーの曲は。(笑)
セット1で、彼が「ドンチュー・ウォーリー・バウト・ア・シング(くよくよするな)」でオーディエンスにサビのところを歌うように促したら、みんな歌うんですよねえ。まあ、スティーヴィー好きが集まってるんだから、当たり前だ、と言われればそれまでなんですが、感激しました。他にも、「テル・ミー・サムシング・グッド」のところでも、大合唱になったりして。
前日、ケイが愛宕で歌っているところに最終打ち合わせを兼ねて行ったんですが、ちょっとナーヴァスになっていたようでした。というのも、いくつかの曲がまだ完全にマスターできていなかったんですね。で、僕は彼に言いました。「Everybody will love you, definitely! (みんな、絶対君のこと、気に入るよ)」と。
セット2のトップは、スティーヴィーが今回の来日で一度だけ披露した新曲「アイ・キャント・イマジン・ラヴ・ウィズアウト・ユー」でした。これは、スティーヴィーの大ファンである原口さんのリクエストでもありました。曲紹介の時に、それを言おうと思ってメモしていたんですが、つい忘れてしまいました。すいません。(笑) ピアノでぴったりですね。
セット2のスティーヴィーが他のアーティストに書いた作品集は、これもよかった。これはケイリブのアイデアで、候補をたくさんだして彼が選んでいます。「ユー・アー・マイ・ヘヴン」、いいですね。そして、クインシー・ジョーンズのアルバム『愛のコリーダ』にはいってる「ベッチャ・ウドント・ハート・ミー」あたりを選んでくるところはさすが。しかも、オリジナルはベースの効いてるグルーヴ感のある曲ですが、彼はこれをピアノ一本でいいのりでやりました。
全曲ピアノだけで、アップテンポ、ミディアム、そして、スローまで。いやあ、よくこなしました、23曲。そして、アンコール3曲もやってくれました。彼は途中で「なぜ、自分が『アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー』が嫌いなのか」をひじょうにおもしろく解説してくれました。かなり受けてました。
ケイリブは、かなり体力を消耗したようです。あとで言ってました。「いやあ、一週間くらい前から、ジムに通って、もっと体力をつけておくべきだった(笑)」 なるほど。しかし、内田さん、島田さんも、僕もいつのまにかただのリスナーになってましたよ。そして、彼が何かを歌い始めると客席から「ウーー」とか、「オオッ」とか声がかかるのを見ていると、いやあ、この企画やってよかったなと思いました。
超満員のご来場のお客様、ありがとうございました。入口で入場に若干時間がかかってしまったお客様、失礼いたしました。
また、ころあいを見て、なにかやってみましょう。
Setlist
Part One
SET ONE
Love’s In Need Of Love Today
All I Do
Creepin’
Don’t You Worry ‘Bout A Thing
Signed, Sealed, Delivered
SET TWO
I Can’t Imagine Love Without You
Too Shy To Say
I Can’t Help It (Michael Jackson)
You Are My Heaven (Roberta & Donny)
Betcha Wouldn’t Hurt Me (Quincy Jones)
Till You Come Back To Me (Aretha Franklin)
It’s A Shame (Spinners)
Tell Me Something Good (Rufus)
+++++++++++++++++++++
Part Two
SET THREE
Lately
Send One Your Love
Secret Life Of Plants
All In Love Is Fair
If It’s Magic
SET FOUR
If You Really Love Me
Summer Soft
Ribbon In The Sky
Ordinary Pain
Superwoman
ENCORE
I Wish
Superstition
You Are The Sunshine Of My Life
(2004年4月22日木曜・ソウル・サーチン・トーキング=目黒楽屋[らくや])
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Searchin’ Talking>James, Kaleb