一度。
マイケル・ジャクソンが来月新作を出します。といっても、これまでのヒット曲を集めた『ナンバー・ワンズ』というベスト物。これに一曲だけ新曲がはいります。それが、「ワン・モア・チャンス」というR.ケリーがプロデュースした作品です。全世界で10月20日解禁ということなので、今日からFMなどでかかり始めるでしょう。
R.ケリーはかつてマイケルに「ユー・アー・ノット・アローン」を提供して大ヒットさせました。その夢よもう一度という感じでしょうか。いかにもR.ケリーらしいソウルバラードです。
つくづくマイケルはこうしたバラードがうまいな、と改めて感心してしまいます。僕はマイケルが『オフ・ザ・ウォール』のようなリアル・ミュージシャンを中心にした、打ち込みを前面にださないアルバム、あるいは、アンプラグドな作品で、彼の歌をじっくり聴かせるアルバムを作れば、絶対また爆発的ヒットになると思っているんですけどね。
「ユー・アー・ノット・アローン」なんてものすごくいい例ですよね。だから、今度の新曲にもちょっと期待しています。前作は全米一位初登場になっていましたが、これはどうでしょうね。楽曲的には、「ユー・アー・・・」のほうが強い感じはしますが。もちろん一位初登場になったところで驚きません。
マイケルは、ひょっとするとこのアルバムで現在のレコード会社ソニーとの契約が切れるはずです。最後の花道を飾ることができるか。「ワン・モア・チャンス」は、もう一度、ということですね。この曲がマイケルにとってもう一度のチャンスになるか。注目です。