同調。
それにしても、すごいアイデアだなあ。先日夕方青山キラー通りを千駄ヶ谷方面から西麻布の方に向かっていたら、斜め正面に見える六本木ヒルズ森ビルの真中階あたりで緑色の光がちょこちょこ上下に動いているのが見えた。なにかと思ったら、なんと東京のFM局Jウェイヴの放送の音に同調して、その光パネルが上下に動いていたのだ。これはすごい。
しかけは簡単。J ウエイヴが入っている六本木ヒルズの森ビルの5フロアをぶちぬいて横一面その窓際に音に反応するライトのパネルを置いているのだ。同局の放送、つまりおしゃべりや曲に同調してそのパネルが上下に動く。光イコライザーの巨大版だ。
車でJウェイヴをかけ、そのはるかかなたの森ビルの光パネルを見ると、確かに声や音楽に同調している。別にいつも見ている同じイコライザーなのに、それを屋外で、しかもあの巨大ビルの一部で見るというだけでかなり、おもしろい。夕方のピストン西沢の番組で、リスナーの電話をつないで、彼らに何か一言言ってもらうという企画をやっていた。そのうちのひとりは、自分で声をはりあげるときに、しっかり森ビルを見ていた、という。遠くから見ながら、自分の声を張り上げて、それに同調してイコライザーが動くのを見たら、これは気持ちいいだろうなあ。
車を運転していても、思わず森ビルの方を見てしまう。逆サイド(麻布十番側)は見えないが、西側のほうはかなり遠くまで見えるはずだ。一応、今月一杯の期間限定で、時間も16時から23時までということだが、これは一見の価値あり。ギネスブックにも申請するそうだ。それほど大きくないあちこちのビル窓に光イコライザーが誕生したら、どうなることやら。このアイデアはどこにでも持っていける! これを考え出した人は誰なんですか? インタヴューしたい。