神様。
1年7ヶ月ぶりのゴッドファーザー・オブ・ソウルのライヴ。前回の国際フォーラムから今回は武道館。19時08分、場内が暗転。バンドが演奏を始める。メンバーは赤のスーツ。しばらくしてMCダニー・レイが白いスーツで登場。なぜかたくさんしゃべって、あおるあおる。およそ5分間ダニー・レイがあおって、御大登場。いきなり「メイク・イット・ファンキー」。以後は、一気呵成も同然。
若干、やせましたか、ミスター・ブラウン。あいかわらず元気に前に後ろに、右に左に。一人で、バックシンガーとともに、ダンサーとともに、シャウトし、踊る。マイクスタンドを客席側に投げ、そのコードで戻す例の得意技を見せる。ジャンプしてのスピリットも。スライドするような足裁きも、昔ほどたくさんはやってくれないが、相変わらず。
この日は「プリーズ・プリーズ・プリーズ」を歌わなかったが、5曲目の「リヴィング・イン・アメリカ」でミニ・マント・ショウを披露。今日はま新しい銀色のマントをダニー・レイがブラウンにかけて、ブラウンは軽くそれを掃っただけで終わった。
タミ-・レイのコーナーでは、ジャニスの「トライ」を歌った後、タミ-に続いてブラウンがサム・クックの「ユー・センド・ミー」を、さらに、今度はタミーが「アンフォーゲッタブル」を歌う。ラヴソングを交互に歌い愛を確かめあう。
フィーチャー・シンガー、ダンサー、専属MC、サックス、トランペット、ギター、バックシンガーなど、ジェームス・ブラウン以外にもたくさんのスポットがあたる、まさにレヴュー中のレヴュー。70歳にして、この徹底したエンタテインメントぶり。
昨日日記で、事前に入手したメンバー表をもとにオンステージは最大17人と書いたのですが、実際最大は20人でした。昨日のメンバー以外の人がさらにいるようです。ベース2人(フレッドではない人が加わっていました)、ギター3人、ドラムス2人、パーカッション1人、コーラス3人、ダンサー2人、ホーン3人、ヴォーカル2人(RJとタミー・レイ)、ダニー・レイ、ジェームス・ブラウン。総計20人です。
1日「ニュースステーション」でサックスを吹いた長髪の白人サックスマンは、ジェフリー・ワトキンス、この日も大活躍。短い髪の毛のギターはキース・ジェンキンス、バンドマスタ-は、ジェームス・ブラウンだが、そのナンバー2の役目はトランペットのホリー・ハリスが担当している、という。
この日で注目は13曲目の「アイル・ゴー・クレイジー」。ブラウンの1960年のヒット曲。う~~ん、これは珍しい。おそらくライヴで聴くのは初めてに近いかもしれない。(去年もやってました)
15分続いた「セックス・マシン」でショウが終わり、場内に照明がついたにもかかわらず、アンコールを求める拍手と足踏みが10分以上続いた。皆、相当満足して帰路についたにちがいない。
観客の喧騒が続く中、ドラマーが客席に投げたドラム・スティックを、ゲットした。ラッキー! Papa’s Got A Brand New Stick
しかも、なんとこの後、ホテルでジェームス・ブラウン様とゆっくり話すことができたのだが、その話はまた後日。I ate chicken with James Brown.
セットリストは次の通り。
show starts19.08
1. Instrumental Jam
2. Make It Funky
3. Get Up Offa That Thang
4. Doing It To Death
5. Living In America
6. (Mother Popcorn-bridge) Try Me
7. (Get On The Good Foot-bridge) Instrumental Jam
8. Try (Tommie Rae Brown)
9. Medley: My Lonely Days Are Gone (Tommie)
You Send Me(James Brown)
Unforgettable (Tommie)
(unknown)(James Brown)
Baby I Love You So(Tommie)
10. I Can’t Turn You Loose (Tommie)
11. Get On The Good Foot
12. (Mother Popcorn-bridge) It’s A Man’s Man’s Man’s World
13. I’ll Go Crazy (1960)
14. I Feel Good
15. Sex Machine
end of show 20.47
【2003年10月02日木曜・日本武道館=ジェームス・ブラウン・ライヴ】
ENT>MUSIC>LIVE>BROWN, JAMES 2003.10.2
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(BBJBCDさん情報感謝)