老若。
一般的に、何歳というときに、英語では ~years old (year-oldでも大丈夫) と言います。ジェームス・ブラウンは70イヤーズ・オールドです、という感じ。ところが、年齢が行った人に使うとき、70イヤーズ・ヤングという表現をすることがあります。
70歳の老い、ではなく、70歳の若さ、というわけです。ほんの些細な違いですが、この表現はいいですよねえ。僕がこの表現を知ったのは、WBLSの毎度おなじみ『サンデイ・クラシック』の中ででした。だれだったか、忘れましたが、アーティストの誕生日を紹介し、彼は今週60イヤーズ・ヤングになる、なんて言ってました。
英語らしい前向きな表現です。英語で人生の先輩と年齢の話になったときには、ぜひこれを使いましょう。日本もどんどん高齢化社会になっているというような記事が新聞を賑わしています。となると、意識としても70歳の若さ、ということが必要になります。日本語では単純に~歳と書くので、古いも若いもありませんが。
さて、ジェームス・ブラウンは1933年生まれで、今年70歳。まさに70イヤーズ・ヤングです。彼にとっても、Age Ain’t Nothing But A Number(年なんて関係ない、ただの数字さ)という感じです。
ということは、年齢を聞くときにも質問は、how old are you? ではなく、how young are you? ってなるのかなあ。でも、これはある程度の年齢の人には失礼にはならないかな。ま、聞くときはhow old are you? で、答えが63 years old.とか返ってきたら、oh you are 63 years young! とか言えば、いい感じでしょうか。