Answer Song

返答歌。

今ちょうどWBLSでシャーリー・ブラウンの「ウーマン・トゥ・ウーマン」がかかっています。75年の大ヒット曲です。いわゆる当時大流行していた不倫ソングのひとつ。そして、それに続いてかかっているのが、バーバラ・メイソンの「フロム・ヒズ・ウーマン・トゥ・ユー」。いわゆるアンサー・ソングというものです。

前者は、浮気をされた妻が浮気相手に対して、女同士で(ウーマン・トゥ・ウーマン)話し合いましょう、という歌。イントロからかなり長い語りがはいる曲。これが大ヒットしたので、それに対する曲が「彼の愛人からあなたへ」という挑戦状です。

アメリカではこういうアンサーソングがけっこうあります。有名な歌ではニール・セダカがヒットさせた「オー・キャロル」、これは当時はまだ無名だったキャロル・キングにあてた歌だったのですが、これがヒットした後、キャロル・キングは「オー・ニール」という曲をヒットさせました。

ラップの世界でもありましたよね。ちょっと今思い出せないんですが。LLクールJの曲に誰かがアンサーしたのがありましたね。またアンサー・ソングではないのですが、アル・ヤンコビックの作品はみなオリジナルをパロディー化したものですね。マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」に対して、「イート・イット」なんていう曲が大受けしてました。

そのたぐいで僕が昔きにいっていたのが、フローターズの大ヒット・名曲の「フロート・オン」に対するアンサーソング。チーチ&チョンというお笑いの二人組が歌った「ブロートオン」という曲です。まあ、これもアル・ヤンコビック的なパロディーでしょうか。アンサー・ソング特集というか一覧とかあると便利ですねえ。

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PS 今日のエラ・フィッツジェラルドとサッチモの「ニアネス・オブ・ユー」、自分で選んでおいてなんですが、オンエア中も聴き惚れました。女性ジャズ・ヴォーカルを何か聴きたいなんていうとき、エラはお勧めですね。もっとじっくり研究してみましょう。

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