☆【ルーシー・フォスター初来日~ルーツ・ミュージックのシンガー・ソングライター~新作ひっさげ】
メンフィス・コネクション。
アメリカ南部出身の女性シンガー・ソングライター、ルーシー・フォスターが最新作『ザ・トゥルース』を発表し、2009年3月、日本のライヴ・ハウス・ツアーを行う。
ルーシーはテキサス州生まれ。1970年代前半の生まれと見られる。南部を中心にフォーク、ルーツ・ミュージック的な音楽を中心に歌ってきたが、家族にはゴスペルがあった。最新作(6作目)『ザ・トゥルース・アコーディング・トゥ・ルーシー・フォスター』は昨年アメリカのインディからリリースされ、日本では今年の1月に鎌倉にあるインディ・レーベル、バッファロー・レコードからリリースされた。
このアルバムは昨年8月、メンフィスの名門スタジオ、アーデント・スタジオで同地のハイ、スタックス・レコードなどのセッションで活躍したミュージシャンとともにレコーディングされた。しかも、レコーディングの初日は、なんと奇しくもアイザック・ヘイズの葬儀があった日だという。参加ミュージシャンは、ウェイン・ジャクソン、チャールズ・ホッジス、ジミー・ロバーツ、ジーナ・マレルなどのメンフィス軍団に加え、ゲストでロベン・フォードなども参加している。今回のアルバムに限って言えば、まさにメンフィス・コネクションで生まれたということになる。南部ソウル、ブルーズ、フォーク、ゴスペルなどの要素も含んだルーツ・ミュージックのアーティストだ。
アルバム中、「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン」と「ニックル&ネイル」というサザン・ソウル・クラシックをカヴァー。これが実にいい。前者は、シュープリームス、ヴァニラ・ファッジの曲とは違ういわゆる同名異曲。これは、元々はカントリー畑のレイ・サンダーズ&アイリーン・ベルが1964年にだしたもの。1967年ゴスディン・ブラザースというカントリー・アーティストが中ヒットさせた。その後この作品は、カントリー系アーティストだけでなく、ジョー・サイモン、アン・ピーブルズ、さらに、オヴェーションズなどのソウル・シンガー/グループたちが取り上げ、隠れた名曲として知られている。
後者はもちろん、OVライトの文句なしのクラシック。これなど、やはりメンフィス・ソウル的なニュアンスで聴いてしまい、個人的には嬉しくなってしまう。
■ アルバム『ザ・トゥルース』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001N84GOO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
そのルーシー・フォスター、早くも初来日。東京では青山のカイで行われる。
■ ルーシー・フォスター「ザ・トゥルース」ジャパン・ツアー
2009年3月26日(木)横浜サムズアップ 045-314-8705
3月27日(金)東京・青山カイ(Cay) 03-314-8705
3月28日(土)京都・磔磔(たくた)075-351-1321
3月30日(月)名古屋トクゾー(Tokuzo) 052-733-3709
問い合わせ先=バッファロー・レコード0467-61-1398 あるいは各店に。
バッファロー・レコードのサイト↓
http://www.buffalo-records.com/special.asp?id=547&category=1
メンバーはルーシーのほかに2名(本人のギターのほかにベースとドラム=いずれも女性)がバックに付くという。
ENT>MUSIC>LIVE>ANOUNCEMENT>Foster, Ruthie
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