⊿ 【渋谷のバー・ルーム、2月頃までに閉店】
閉店。
2000年2月14日に渋谷に開店したソウル・バー(とは打ち出してはいないが)「バー・ルーム」が店主樫井さんの体調不良のため、近く閉店することになった。樫井さんは10月末に検査をして、持病があることが発覚。命に別状はないが、その病気も治療すれば治るということ、また、夜の仕事は体に負担が大きいため、悩んだ末に閉店を決心し、11月8日に自身のブログで発表していた。しばらく治療に専念後、昼間の仕事に戻る予定。
現状では、2009年2月14日を閉店日にしようと考えているが、年明けに再度検査入院があり、その結果で閉店日が早まったり遅くなったりする可能性もある。樫井さんはその持病のためになかなか昼間寝ることができず、疲れが取れないという。ただ、疲れているにもかかわらず、店に出てお客さんと話をしていると、普通に元気になってしまうそうだ。ある意味、だからやっかいだとも言える。
今後の「バー・ルーム」だが、次の引継ぎ手がいない場合、取り壊し現状復帰し「スケルトン(サラの状態)」にして返す。また、いわゆる「居抜き」で引き受け手があっても、「バー・ルーム」の看板は下ろすそうだ。
樫井さんは、1967年3月17日生まれ。未年(ひつじどし)。20代は外資系IT企業のサラリーマンを経験し、その後32歳で念願のバーを開店した。30代はまさにこの「バー・ルーム」にすべてを賭けた。コンセプトとしては、がちがちの「ソウル・バー」ではなく、いい音楽といいお酒を提供する大人の空間、良質の音楽が流れるオーセンティックなバーというもので、しかし、結果的にソウルがかかる比率が高いということころに落ち着いた。音量もそれほど大きくはない。インテリアも一見ソウル・バー風ではない洗練されたところがユニークだ。
2004年3月にリリースされた、雑誌ブリオと提携したソウルのコンピレーション・アルバム『ブリオ・ソウル・バー』のジャケットも飾った。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001FACLG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
また樫井さんはサッカーに精通しており、子供たちのサッカー・コーチを長くヴォランティアで行っているが、これは続ける予定。
以前、樫井さんが、カウンターの床位置とカウンターの高さの微妙なこだわりについて、話してくれたことがある。「バー・ルーム」はドアを開けて中に入るとすぐ正面に5人程度が座れるソファ席、そして、入って右手に長いカウンターがあるが、そのカウンターが入り口から一段ほんの数センチだけ高くなっているのだ。これを高くすることによって、自分(バーテンダー)側が普通より低くなり、客が座ったときの高さとちょうどよくなるという。そこを何センチにするか、かなり考えた、という。
閉店を発表してから多くのメッセージが寄せられているそうだ。先日、松尾さん、久保田さんらとひと時を過ごしたが、その時、久保田さんが「オールウェイズ&フォーエヴァー」(ヒート・ウェイヴ)をリクエスト。それを聴いていて、「お店の閉店の最後にこの曲をかけたらどうですか」と言うと、樫井さんも気に入ってくれたようだ。
樫井さん曰く、「今、自分の思い出作りをいろいろやっています」とのこと。「バー・ルーム」、閉店前に一度と言わず何度でもお運びください。
バー・ルーム・オフィシャル
http://ameblo.jp/bar-room/
閉店を発表した日のブログ
http://ameblo.jp/bar-room/entry-10161925908.html
■ 年末年始は12月31日~2009年1月6日まで休業。1月7日から。
■ バー・ルーム
東京都渋谷区円山町1-3 SKビル4F ・
電話 03-5489-3633 ・
ホームページ= http://www.hi-five.co.jp/
営業時間=20:00~2:00(月~金)・20:00~0:00(土) 定休日=日曜日・祝日
チャージ 735円、ドリンク630円から
SOUL BAR>Bar Room
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