⊿【ゴスペラーズ@シアター・アプル】
座長。
彼らのルーツであるアカペラと芝居を融合させたゴスペラーズの劇場公演「アカペラ・シリーズ」。これまでに、1997年「アカペラっぽいの好き」、1999年「アカペラ人」、2000年「アカペラ門」、2001年「アカペラ街」、2004年「アカペラ港」の5本を新宿のシアター・アプルにかけてきた。新宿歌舞伎町の再開発の波を受け、このシアター・アプルが今年(2008年)12月で取り壊しとなり、ここでの「アカペラ・シリーズ」は最終回となる。取り壊された後に同じような劇場ができるかどうかも未確定だそうだ。
今回は彼らにとって初めてという「一部・二部」制。途中で15分の休憩をはさむ。特に他意はなく、このシアター・アプル、あるいは隣のコマ劇場という場所がらを考えて、試しにやってみたそうだ。休憩のアナウンスがあったら、観客席から驚きの歓声があがった。
一部は全曲5人のみのアカペラと俳優柏原直人の語り。ゴスペル曲「ノア」を独自に日本語に直したヴァージョンが、日本語のゴスペルということで印象に残る。これに限らず、アカペラだと北山さんのベース・ヴォーカルが実に効果的。やはりゴスペラーズにはアカペラが似合う。
第二部は3人のバンド・メンバーが彼らをサポート。サックスのナオのサポートをしたり最近よく見る上條くんがギターにいたので驚いた。それはさておき、この日一番観客を持っていったのは酒井さん。村上さんから「座長」の名称をもらい、次々とアドリブで小芝居、小ネタを披露。それがどれもバカ受けした。思い切りはじけまくりで実におもしろかった。呆れた村上さん、「あんまり素質出すなよ」と一言。それがまた受けた。
基本的には、MC部分は最初の語りだしと締めの部分だけを決めておいて、中はすべてフリーだそうだ。酒井・安岡・黒沢の悪人・役人・町の小娘のアドリブ小芝居、めちゃおもしろかったなあ。よくあんなのその場の思いつきでできるねえ。(笑) 酒井座長公演になると、コマ劇場正面に酒井さんの大きな絵の看板が出ることになる、なんて話もしていた。
シアター・アプルがなくなった後は、今後こういうのはどこでやるのだろうか。やはり1000人弱の会場でやらないと難しいだろう。ぜひとも続けていただきたい。「座長公演」も見てみたいな。(笑)
■メンバー
ゴスペラーズ
柏原直人
(第二部サポート・ミュージシャン)
本間将人 (キーボード)
上條頌 (ギター)
坂東慧 (ドラムス)
■ セットリスト ゴスペラーズ・コンサート2008、2008年11月19日@シアターアプル
Setlist :
(第一部)
show started 18:35
01. When You Were Sweet Sixteen
02. 賛歌
03. 或る晴れた日に (旧題・アカペラっぽいの好き)
00. ~「思い出してごらん」~「セプテンバー」のリフ=アドリブ
04. Noah
05. One More Day
06. ひとり
07. Moon Glows (On You)
08. 金色の翼
09. 星屑の街
10. 星空の5人~We Have To Be A Star~
show ended 19:49
休憩
(第二部)
show started 20:11
11. 青い鳥
12. It Should ’ve Been Me (That I Love You)
13. うつぼかずら
14. セプテノーヴァ
15. 永遠に~Unplugged Version
Enc. Sky High
Enc. カーテンコール
show ended 21:18
(2008年11月19日水曜、新宿シアター・アプル=ゴスペラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gospellers
2008-189
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