△【「サニー」で有名なボビー・ヘブ・ライヴ】
スプーン芸。
なぜかあの大ヒット「サニー」で知られるシンガー、ボビー・へブが突然の来日。1日だけ東京でショーをするという。何でも奥さんが日本人だとかで。
もちろんこの「サニー」誕生秘話は実にいい。↓
2003/08/16 (Sat)
Sunny: Bobby Hebb Sings About His Brother
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030816.html
ということなのか、本人だけの来日で、バンドは日本人ミュージシャン。カラオケでやられるよりはいいが。ま、今回はしかたないとしても、こういう形も今後は増える可能性があるだろうから、やはり、日本在住のブラックのミュージシャンで「ハウス・バンド」的なバンドを作ってもいいのではないかと思う。前にも誰かのライヴのときに同じことを書いたことを思い出す。そのときは連れてきたミュージシャンのレベルが低かったのだが。
ボビーは2005年に35年ぶりくらいのアルバムを出していて、それが『ザッツ・オール・アイ・ウォナ・ノウ』というもの。今回は4曲目で歌われたのだが、これ、調べてみるとサザン・ソウルのジェームス・カーの作品。カーのシングル「ユーヴ・ガット・マイ・マインド・メスド・アップ」のB面に収録されていた「ザッツ・ホワット・アイ・ウォント・トゥ・ノウ」を少しタイトルを変えたようだ。
ヒット曲1曲でどんなステージを組むかと思ったが、なんとその「サニー」、オープニングのイントロ、中盤で本編、エンディングの「アウトロ」と3回でてきた! さすが、使えるものは何度でも使えっていう感じ。普段、あまり歌っていないようで、歌もかなり不安定だが、一番受けたのはアンコールで登場したとき。
舞台袖からステージにあがるとき、1960年代に流行った「モンキー・ダンス」をカクカクしながらやって出てきたのだ! これがかわいくて、最高におもしろい。そして、彼は手にあるものを持ってでてきた。さて、ここで問題です。何を持ってきたでしょう。行った人以外、これがわかる人は絶対いない。正解は2本のスプーンなのだ。
そして、その2本のスプーンをカチャカチャ、テンポよくぶつけながらリズムを取る。まるでその音は、オマー・エドワーズとまではいかないが、ちょっとしたタップ・ダンスの音みたい。ボビーがスプーン使いの達人とは知らなかった。それも、やはり現場で見ての初めての発見だ。ライヴは一度は見ないと。この70分の中で、「モンキー・ダンス」と「スプーン芸」が一番受けた。
もうひとつ受けたのが、そのアンコールのところでのメンバー紹介のとき。メンバーの名前を覚えていなかったようで、キーボードの方を指し、「…キーボード・プレイヤー!」、ドラマーを指し「ドラマー!」と紹介。受ける。(笑)いいものを見せてもらった。だが彼はアンコールでこの「スプーン芸」と「モンキー・ダンス」だけで歌わなかった。なめてるなあ。(笑)
ボビー・へブは1938年7月26日テネシー州ナッシュヴィル生まれ、今年70歳。「サニー」は、先日紹介したディスコ映画『DISCOディスコ』でボニーMのヴァージョンがオープニング・テーマとなっている。そういうわけで、個人的には「サニー」がちょっとしたマイ・ブームになった。2-300以上のカヴァー・ヴァージョンがある「サニー」、これ1曲で一生安泰、これぞアメリカのショー・ビジネスの世界だ。
そして、そのサニーをひとりのジャズ・ミュージシャンが自分のものにしていた。
2004/10/15 (Fri)
Pat Martino Live At Blue Note: He’s A Jazz Survivor
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200410/diary20041015.html
■ メンバー
ボビー・ヘブ/Bobby Hebb(Guitar/Vocals)
祖田 修/Osamu Sam Soda(Piano)
房原 忠弘/Tadahiro Fusahara(Trumpet)
鈴木 央紹/Hisatsugu Suzuki(Tenor Saxophone)
東原 力哉/Rikiya Higashihara(Drums)
中島 克巳/Katsuki Nakajima(Bass)
■セットリスト ボビー・ヘブ
Setlist : Bobby Hebb : Billboard Live Tokyo, October 25, 2008
show started 18:01
01. Intro: Main Theme : Sunny (Disco version)
02. Cold Cold Night [Bobby Hebb]
03. You Want To Change Me [Bobby Hebb]
04. That’s All I Wanna Know [James Carr][Carr’s title "That’s What I Want To Know"]
05. That’s The Way I Like It [KC & The Sunshine Band]
06. Nigerian Market Place [Instrumental] [Oscar Peterson Trio]
07. A Natural Man [Lou Rawls]
08. Sunny (Original version)
09. Direct From My Heart [Little Richard]
10. You Send Me [Sam Cook] ~ Outro "Sunny"
Enc. (Instrumental) (Spoon Play & Monkey Dance)
show ended 19:09
(2008年10月25日土曜、六本木ビルボード・ライヴ=ボビー・ヘブ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hebb, Bobby
2008-176
スプーン芸。
なぜかあの大ヒット「サニー」で知られるシンガー、ボビー・へブが突然の来日。1日だけ東京でショーをするという。何でも奥さんが日本人だとかで。
もちろんこの「サニー」誕生秘話は実にいい。↓
2003/08/16 (Sat)
Sunny: Bobby Hebb Sings About His Brother
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030816.html
ということなのか、本人だけの来日で、バンドは日本人ミュージシャン。カラオケでやられるよりはいいが。ま、今回はしかたないとしても、こういう形も今後は増える可能性があるだろうから、やはり、日本在住のブラックのミュージシャンで「ハウス・バンド」的なバンドを作ってもいいのではないかと思う。前にも誰かのライヴのときに同じことを書いたことを思い出す。そのときは連れてきたミュージシャンのレベルが低かったのだが。
ボビーは2005年に35年ぶりくらいのアルバムを出していて、それが『ザッツ・オール・アイ・ウォナ・ノウ』というもの。今回は4曲目で歌われたのだが、これ、調べてみるとサザン・ソウルのジェームス・カーの作品。カーのシングル「ユーヴ・ガット・マイ・マインド・メスド・アップ」のB面に収録されていた「ザッツ・ホワット・アイ・ウォント・トゥ・ノウ」を少しタイトルを変えたようだ。
ヒット曲1曲でどんなステージを組むかと思ったが、なんとその「サニー」、オープニングのイントロ、中盤で本編、エンディングの「アウトロ」と3回でてきた! さすが、使えるものは何度でも使えっていう感じ。普段、あまり歌っていないようで、歌もかなり不安定だが、一番受けたのはアンコールで登場したとき。
舞台袖からステージにあがるとき、1960年代に流行った「モンキー・ダンス」をカクカクしながらやって出てきたのだ! これがかわいくて、最高におもしろい。そして、彼は手にあるものを持ってでてきた。さて、ここで問題です。何を持ってきたでしょう。行った人以外、これがわかる人は絶対いない。正解は2本のスプーンなのだ。
そして、その2本のスプーンをカチャカチャ、テンポよくぶつけながらリズムを取る。まるでその音は、オマー・エドワーズとまではいかないが、ちょっとしたタップ・ダンスの音みたい。ボビーがスプーン使いの達人とは知らなかった。それも、やはり現場で見ての初めての発見だ。ライヴは一度は見ないと。この70分の中で、「モンキー・ダンス」と「スプーン芸」が一番受けた。
もうひとつ受けたのが、そのアンコールのところでのメンバー紹介のとき。メンバーの名前を覚えていなかったようで、キーボードの方を指し、「…キーボード・プレイヤー!」、ドラマーを指し「ドラマー!」と紹介。受ける。(笑)いいものを見せてもらった。だが彼はアンコールでこの「スプーン芸」と「モンキー・ダンス」だけで歌わなかった。なめてるなあ。(笑)
ボビー・へブは1938年7月26日テネシー州ナッシュヴィル生まれ、今年70歳。「サニー」は、先日紹介したディスコ映画『DISCOディスコ』でボニーMのヴァージョンがオープニング・テーマとなっている。そういうわけで、個人的には「サニー」がちょっとしたマイ・ブームになった。2-300以上のカヴァー・ヴァージョンがある「サニー」、これ1曲で一生安泰、これぞアメリカのショー・ビジネスの世界だ。
そして、そのサニーをひとりのジャズ・ミュージシャンが自分のものにしていた。
2004/10/15 (Fri)
Pat Martino Live At Blue Note: He’s A Jazz Survivor
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200410/diary20041015.html
■ メンバー
ボビー・ヘブ/Bobby Hebb(Guitar/Vocals)
祖田 修/Osamu Sam Soda(Piano)
房原 忠弘/Tadahiro Fusahara(Trumpet)
鈴木 央紹/Hisatsugu Suzuki(Tenor Saxophone)
東原 力哉/Rikiya Higashihara(Drums)
中島 克巳/Katsuki Nakajima(Bass)
■セットリスト ボビー・ヘブ
Setlist : Bobby Hebb : Billboard Live Tokyo, October 25, 2008
show started 18:01
01. Intro: Main Theme : Sunny (Disco version)
02. Cold Cold Night [Bobby Hebb]
03. You Want To Change Me [Bobby Hebb]
04. That’s All I Wanna Know [James Carr][Carr’s title "That’s What I Want To Know"]
05. That’s The Way I Like It [KC & The Sunshine Band]
06. Nigerian Market Place [Instrumental] [Oscar Peterson Trio]
07. A Natural Man [Lou Rawls]
08. Sunny (Original version)
09. Direct From My Heart [Little Richard]
10. You Send Me [Sam Cook] ~ Outro "Sunny"
Enc. (Instrumental) (Spoon Play & Monkey Dance)
show ended 19:09
(2008年10月25日土曜、六本木ビルボード・ライヴ=ボビー・ヘブ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hebb, Bobby
2008-176