☆ニック岡井x岡伸昭 フット・ペインティング展スタート

☆【ニック岡井x岡伸昭 フット・ペインティング展スタート】
開催。
「ソウル・ステップの神様」ニック岡井が好きだったソウル・ヒットで、白いキャンヴァスの上で踊った「フット・ペインティング」展が新宿ビームス6階Bギャラリーで16日から始まり、17日そのレセプション・パーティーが行われた。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございます。展は11月18日まで開催されていますので、みなさまお誘いあわせの上、おいでください。
狭い会場に20数点の作品も所狭しと飾られ、さらに多くの人が集まり、歓談の声が止まなかった。印象的だったのが、テレビ・モニターに映し出される作品制作風景の映像をみんなが囲むように見入っていたこと。「こうやって、踊って、できた作品がこれ!」と、飾られた作品に目を移すと「なるほど」と妙に納得がいくようだ。
もちろんこのキャンヴァスには、ニックのソウル・ステップがしっかりと刻まれているが、まさにこの蒼い飛沫のキャンヴァスを見ることで、そこから音楽、メロディーが浮かんでくれば、それが一番素晴らしいことだ。
作家岡伸昭は、この日、一生懸命早起きして、ニックさんのお墓参りに横浜まで行ってきて報告をして、ビームスに戻ってきた。満員の会場で、岡は「ニックさんの足型を取りたかったということではないんです。ニックさんの美しい所作(しょさ=振る舞い)を形に留めたかったということです。その手段として抽象表現主義のスタイルを取ったんです。今後、海外にも出て行ければいいと思っています」と挨拶。スタジオに入るまでどうなるかわからず、ある意味ぶっつけ本番的なところがあったが、結果は大成功で自分でも大変満足したと語った。
「ニックさんが亡くなってすごく悲しいんですが、こうしてニックさんのステップのソウルがここに残っていて、すごく嬉しいです。きっと天国から、これを今見ていると思います。今はきっと、JBや勝本さんと一緒にステップを踏んでいるかと思いますが、何年後か何十年後か、そのときは一緒に遊んでください」(Jウェイヴ・持田さん)
「『ソウル・パワー』の会場で僕も見たんですが、ニックさんのことを知らない人たちにも、こういうものがあるということを知らせるお手伝いが少しでもできてよかったです。僕自身は、ニックさんの教則ビデオを見て、いろいろステップを覚えたんですが、こう、決まりきったステップのほかに、ちょっと、シュッシュッという粋な動きがあって、どうやってるんだろう、って必死に見ていたんです。かっこいいけど、まねできない、そういう動きがあるんです。それで、この作品(『マザー・ポップコーン』)なんか見てると、そのシュッシュッっていうちょっとした引きずったような動きが、随所に残ってるんですよね。これを見て、『これだあ! これこれ!』ってある意味、すごく合点がいったんですね。僕たちはニックさんのある意味、弟子のようなマイケル鶴岡さんからステップを勉強して、躍らせてもらってるんですが、そういう意味では、僕たちゴスペラーズはニックさんの孫弟子で~す!(笑)」(ゴスペラーズ・酒井雄二さん)
「思った以上に素敵な個展で、驚いています。この前はライヴに来ていただいてありがとうございます。これからも末永いおつきあいをお願いします。これ、ひとつ、欲しい。(笑)(作品を指差す) かっこいいですよね、最高ですよ。薄めの顔料でやっているのがいいですよね、だから、こうステップがしゅっとなっていて。また何回もやってください」(ゴスペラーズ・黒沢薫さん)
「僕はまったく知識なくて来たんですけど、来てすごくよかったです。なんか、ここにいると、すごくパワーをもらうような感じです。すごくパワーをもらってるっていう感じです」(シンガー、富永裕輔さん)
「すばらしい作品ですね。これ、黒人っぽいというより、作品自体が白人っぽいですよね。この青の色が綺麗で、すごくいいですね。たとえば、この大きな作品(『マザー・ポップコーン』)なんか、こう床にガラスを置いて、下からライトで照らして真上から見られるようになんかしたら、いいんじゃないでしょうか」(デザイナー、マイク・スミスさん)
「前々からお話は聴いていましたが、実際こうやって見ると、じんわりきますねえ。この前(『ソウル・パワー』で)大きいのは(『マザー・ポップコーン』)拝見したんですが、これはちょっと買うには大きすぎるかなあ、と思っていたんですが、今回飾られている小さな額装されている作品は買えるかなあ、と思いました。検討します(笑)」(音楽プロデューサー、松尾潔さん)
なんと黒沢さん、僕と岡さんがつけていた缶バッジを見つけ、「これ、欲しい」といい、結局缶バッジをいつの間にか、お買い上げいただいた。ありがとうございます! 2種類ある中で足跡が付いたほうが好評で、追加注文しておかないと。(笑)
みなさま、コメント、そして、ご来場ありがとうございます。ぜひニックの飛沫を感じにビームス・ギャラリーへ足をお運びください。今後もご感想などありましたら、BBSへの書き込みなどもどうぞ。
■ 『ニック岡井x岡伸昭 フット・ペインティング展After The Dance』
新宿ビームス・Bギャラリーで2008年10月16日から11月18日(火)まで。入場無料。11時から20時まで。
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