●【フィリップ・ウー・セッション】
凱旋。
彼が以前在籍していた強力ソウル・バンド、メイズ・フィーチャリング・フランキー・ベヴァリーでの北米、イギリスでのライヴに参加し、久々にメイズの一員となった強力キーボード奏者、フィリップ・ウーのライヴ。今回は日本在住のブラック女性シンガー、デイ・ノーマンをフィーチャー。
デイは、なかなかいい声の持ち主で、歌声をしばらく聴いていると、彼女の歌のトーンを伸ばすところが、後を引くおいしいソフトクリームのよう。メイズ帰りのせいか、今回のセットリストは、ファンキー調の曲が目立った。
いつも、事前にフィリップにセットリストをください、と頼むのだが、いつもはたいがいその場で紙切れに書いたものをくれたり、一枚しかないと、その場で手書きで写したりするのだが、な、な、なんとこの日はちゃんとプリント・アウトしたもの、しかも、曲間に余白があり、フィリップのロゴが薄く入ったセットリストをくれた。「おお、事前に印刷してきたんだ」と言うと、「君のために、プリント・アウトしてきたんだよ」と笑いながら言った。
全体的に、今回は選曲がマニアすぎた感がある。セカンドのほうが若干なじみはあったかもしれない。セカンド前にやってきて、セカンドから見た盟友ハセヤンは、「ドラムスは、とてもうまいんだけど、その音が他の音と比べて大きすぎる。パーテーションで区切ったほうがよりいいと思う」とコメント。ジェイ・スティックスについて、「今、スマップのツアーで、ずっとドラムス叩いていて、キムタクと一緒にバトルするんだよ」と解説すると、一呼吸おいて、「それがどうした?」 「いや、別に」 「俺なんか沢田研二と一緒にやったぞ」(笑)
フィリップの周りは、アコースティック・ピアノ(グランド・ピアノ)、ハモンド・オルガン、ローズ、あと2台と計5台を駆使して音を作る。それにしても、ファンキーでタッチが強いのだろう。
今回のゲスト・シンガー、デイ・ノーマンはご主人の関係で11月まで東京に在住している。アメリカではほとんどシャワーくらいで歌った程度。不安定な部分はあるが、声が実にいい。ホイットニーなどを思わせる。デイは、将来弁護士になるべく勉強をしている、そうだ。影響を受けたシンガーとして、シャーデー、アリシアなどと答えた。
デイは、セカンドの4曲目、アリシア・キーズの曲の途中で感極まって泣いてしまった。あとで聞くと「あまりにもいろんなことが思い出されて。それに、フィリップのキーボード、ハンクのギターが見事に素晴らしかったので、もう歌えないと思った。
それにしても、ジェイのドラムス、ハンコ屋さんのギター、クリフのベースというリズム隊は実に強力だ。バンドとしては、とてもいいバンドで、演奏もしっかりしているので、もう少し事前に宣伝をして、お客さんを増やしたい。
■ メンバー
PHILIP WOO SESSION
(HAMMOND A-100/Leslie147)Philip Woo (G)西山HANK史翁 (B)Cliff Archer
(Ds)Jay Stixx (Vo)Day“D.C.”Norman
■セットリスト フィリップ・ウー @目黒ブルーズアレー
Setlist ; Philip Woo
show started 19:40
01. Brown Bread [Jimmy McGriff]
02. Think Of You (↓Day Norman) [Ledesi]
03. Promises [India Arie]
04. I Can’t Make You Love Me [Bonnie Raitt]
05. Kissing My Love [Bill Withers]
06. Baby Love [Mother’s Finest]
07. Take Me To The River [Al Green]
show ended 20:51
second set
show started 21:31
01. Fikisha [Roy Ayers]
02. Come With Me(↓Day Norman) [Tanya Maria]
03. Open Your Eyes You Can Fly [Liz Wright]
04. Butterfly [Alicia Keys]
05. Moody’s Mood [James Moody]
06. Love Me Still [Chaka Khan]
07. Please Send Me Someone To Love [Traditional Blues]
08. Tell Me Something Good [Rufus (Chaka Khan)]
Enc. To Make You Feel My Love [Adele]
show ended 22:40
(2008年10月10日金曜、目黒ブルースアレー=フィリップ・ウー・ライヴ)
ENT>MUSIC>Live>Woo, Philip
2008-167
凱旋。
彼が以前在籍していた強力ソウル・バンド、メイズ・フィーチャリング・フランキー・ベヴァリーでの北米、イギリスでのライヴに参加し、久々にメイズの一員となった強力キーボード奏者、フィリップ・ウーのライヴ。今回は日本在住のブラック女性シンガー、デイ・ノーマンをフィーチャー。
デイは、なかなかいい声の持ち主で、歌声をしばらく聴いていると、彼女の歌のトーンを伸ばすところが、後を引くおいしいソフトクリームのよう。メイズ帰りのせいか、今回のセットリストは、ファンキー調の曲が目立った。
いつも、事前にフィリップにセットリストをください、と頼むのだが、いつもはたいがいその場で紙切れに書いたものをくれたり、一枚しかないと、その場で手書きで写したりするのだが、な、な、なんとこの日はちゃんとプリント・アウトしたもの、しかも、曲間に余白があり、フィリップのロゴが薄く入ったセットリストをくれた。「おお、事前に印刷してきたんだ」と言うと、「君のために、プリント・アウトしてきたんだよ」と笑いながら言った。
全体的に、今回は選曲がマニアすぎた感がある。セカンドのほうが若干なじみはあったかもしれない。セカンド前にやってきて、セカンドから見た盟友ハセヤンは、「ドラムスは、とてもうまいんだけど、その音が他の音と比べて大きすぎる。パーテーションで区切ったほうがよりいいと思う」とコメント。ジェイ・スティックスについて、「今、スマップのツアーで、ずっとドラムス叩いていて、キムタクと一緒にバトルするんだよ」と解説すると、一呼吸おいて、「それがどうした?」 「いや、別に」 「俺なんか沢田研二と一緒にやったぞ」(笑)
フィリップの周りは、アコースティック・ピアノ(グランド・ピアノ)、ハモンド・オルガン、ローズ、あと2台と計5台を駆使して音を作る。それにしても、ファンキーでタッチが強いのだろう。
今回のゲスト・シンガー、デイ・ノーマンはご主人の関係で11月まで東京に在住している。アメリカではほとんどシャワーくらいで歌った程度。不安定な部分はあるが、声が実にいい。ホイットニーなどを思わせる。デイは、将来弁護士になるべく勉強をしている、そうだ。影響を受けたシンガーとして、シャーデー、アリシアなどと答えた。
デイは、セカンドの4曲目、アリシア・キーズの曲の途中で感極まって泣いてしまった。あとで聞くと「あまりにもいろんなことが思い出されて。それに、フィリップのキーボード、ハンクのギターが見事に素晴らしかったので、もう歌えないと思った。
それにしても、ジェイのドラムス、ハンコ屋さんのギター、クリフのベースというリズム隊は実に強力だ。バンドとしては、とてもいいバンドで、演奏もしっかりしているので、もう少し事前に宣伝をして、お客さんを増やしたい。
■ メンバー
PHILIP WOO SESSION
(HAMMOND A-100/Leslie147)Philip Woo (G)西山HANK史翁 (B)Cliff Archer
(Ds)Jay Stixx (Vo)Day“D.C.”Norman
■セットリスト フィリップ・ウー @目黒ブルーズアレー
Setlist ; Philip Woo
show started 19:40
01. Brown Bread [Jimmy McGriff]
02. Think Of You (↓Day Norman) [Ledesi]
03. Promises [India Arie]
04. I Can’t Make You Love Me [Bonnie Raitt]
05. Kissing My Love [Bill Withers]
06. Baby Love [Mother’s Finest]
07. Take Me To The River [Al Green]
show ended 20:51
second set
show started 21:31
01. Fikisha [Roy Ayers]
02. Come With Me(↓Day Norman) [Tanya Maria]
03. Open Your Eyes You Can Fly [Liz Wright]
04. Butterfly [Alicia Keys]
05. Moody’s Mood [James Moody]
06. Love Me Still [Chaka Khan]
07. Please Send Me Someone To Love [Traditional Blues]
08. Tell Me Something Good [Rufus (Chaka Khan)]
Enc. To Make You Feel My Love [Adele]
show ended 22:40
(2008年10月10日金曜、目黒ブルースアレー=フィリップ・ウー・ライヴ)
ENT>MUSIC>Live>Woo, Philip
2008-167