【SOS バンド・ ライヴ~サマー・オブ・1980~】
フラッシュバック。
2006年11月以来約1年10ヶ月ぶりのアトランタのSOSバンドのライヴ。アトランタと言っても、プロデュースしていたのが、ミネアポリスのジャム&ルイスらとあって、ある種ミネアポリス・ファンクとして受け入れられているバンドでもある。
この手のセルフ・コンテインド・グループは、まちがいなく徹底的に観客をエンタテインするので、今回も安心して身を任せた。1曲目からアップテンポでハイエナジー、歌って、激しく踊り、観客にマイクを向け、観客と一体型ライヴを繰り広げる。
今回メンバーで前回との違いはドラマーだけ。今回は新しい女性ドラマーになっていた。若さ爆発で若干叩きすぎる感もなくはないが、強いドラマーだ。なにより、リードのメリー、トランペット、サックス、そして、コーラスの3人が踊る踊る。そして、向かって左側のキーボードがたたき出すシンセ・ベースが実に気持ちいい。
3曲目で大ヒット「ジャスト・ビー・グッド・トゥ・ミー」が登場。ジャム&ルイス・サウンドが生でその姿を目の前に現す。11曲目でメンバーが叫ぶ。「オールド・スクール! オールド・スクール! オールド・スクールと言え~~~」
ただ、バンドの音がしっかりしていたが、なぜか、この日はメリーらのヴォーカルの音がバンド・サウンドに埋没していた感があった。いつもはバランスがいいのに、なぜだろう。ミックスの問題か、メリーの声の調子が絶好調ではなかったのか。
今回の発見は、トランペット奏者で、ほぼオリジナル・メンバーでもあるアブドゥール・ラウーフがかなり踊りがうまいということ。切れよく、全体的な振り付けも彼を中心に行っているような印象を受けた。1980年代のブラック・バンド、しかもファンキー系をお好きな方ならまずまちがいないライヴだ。アンコールでは、観客も総立ちになった。
彼らのデビュー曲「テイク・ユア・タイム」が大ヒットしたのが1980年夏のこと。ちょうど、これと同時にリップス・インクの「ファンキー・タウン」が大ヒット、日本では山下達郎さんの「ライド・オン・タイム」が大ヒット。他にダイアナ・ロスの「アップサイド・ダウン」、ジョージ・ベンソンの「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」などが80年の夏をフラッシュバックさせる。そのSOSのデビュー・アルバムのライナーを書いた時は、まさか彼らのライヴを日本で見られるなどとは夢にも思わなかった。そして1987年に渋谷ライヴインで初ライヴ。長く続けるということ、継続は力だ。SOSは、サウンド・オブ・サクセス(成功のサウンド)の略。
◎ ライヴはコットンクラブで火曜日(2008年9月30日)まで。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/ccj/top.html
■ メンバー
The S.O.S. Band
ザ・エス・オー・エス・バンド
Mary Davis(vo), Abdul Raoof(vo,tp), Frederick Thaxton(vo,sax), Celia Georgie(back vo), Darryl Rouse(key), Allan Smith(key), Reginald Ward(g), Crystal Martin(ds)
■セットリスト SOSバンド@ コットンクラブ、2008年9月28日(日)
Setlist: S.O.S. Band @ Cotton Club, 9/28/2008
show started 20:03
01. Intro
02. For Your Love (1984)
03. Just Be Good To Me (1983)
04. Borrowed Love (1986)
05. High Hopes (1982)
06. Tell Me If You Still Care (1983)
07. No Lies (1987)
08. No One’s Gonna Love You (1984)
09. The Finest (1986)
10. Just The Way You Like It (1984)
11. Just Be Good To Me (Reprise) (1983)
Enc. Take Your Time (A riff of "One Nation Under The Groove") (1980)
show ended 21:18
(2008年09月28日日曜 丸の内コットンクラブ=SOSバンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>SOS Band
2008-163
フラッシュバック。
2006年11月以来約1年10ヶ月ぶりのアトランタのSOSバンドのライヴ。アトランタと言っても、プロデュースしていたのが、ミネアポリスのジャム&ルイスらとあって、ある種ミネアポリス・ファンクとして受け入れられているバンドでもある。
この手のセルフ・コンテインド・グループは、まちがいなく徹底的に観客をエンタテインするので、今回も安心して身を任せた。1曲目からアップテンポでハイエナジー、歌って、激しく踊り、観客にマイクを向け、観客と一体型ライヴを繰り広げる。
今回メンバーで前回との違いはドラマーだけ。今回は新しい女性ドラマーになっていた。若さ爆発で若干叩きすぎる感もなくはないが、強いドラマーだ。なにより、リードのメリー、トランペット、サックス、そして、コーラスの3人が踊る踊る。そして、向かって左側のキーボードがたたき出すシンセ・ベースが実に気持ちいい。
3曲目で大ヒット「ジャスト・ビー・グッド・トゥ・ミー」が登場。ジャム&ルイス・サウンドが生でその姿を目の前に現す。11曲目でメンバーが叫ぶ。「オールド・スクール! オールド・スクール! オールド・スクールと言え~~~」
ただ、バンドの音がしっかりしていたが、なぜか、この日はメリーらのヴォーカルの音がバンド・サウンドに埋没していた感があった。いつもはバランスがいいのに、なぜだろう。ミックスの問題か、メリーの声の調子が絶好調ではなかったのか。
今回の発見は、トランペット奏者で、ほぼオリジナル・メンバーでもあるアブドゥール・ラウーフがかなり踊りがうまいということ。切れよく、全体的な振り付けも彼を中心に行っているような印象を受けた。1980年代のブラック・バンド、しかもファンキー系をお好きな方ならまずまちがいないライヴだ。アンコールでは、観客も総立ちになった。
彼らのデビュー曲「テイク・ユア・タイム」が大ヒットしたのが1980年夏のこと。ちょうど、これと同時にリップス・インクの「ファンキー・タウン」が大ヒット、日本では山下達郎さんの「ライド・オン・タイム」が大ヒット。他にダイアナ・ロスの「アップサイド・ダウン」、ジョージ・ベンソンの「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」などが80年の夏をフラッシュバックさせる。そのSOSのデビュー・アルバムのライナーを書いた時は、まさか彼らのライヴを日本で見られるなどとは夢にも思わなかった。そして1987年に渋谷ライヴインで初ライヴ。長く続けるということ、継続は力だ。SOSは、サウンド・オブ・サクセス(成功のサウンド)の略。
◎ ライヴはコットンクラブで火曜日(2008年9月30日)まで。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/ccj/top.html
■ メンバー
The S.O.S. Band
ザ・エス・オー・エス・バンド
Mary Davis(vo), Abdul Raoof(vo,tp), Frederick Thaxton(vo,sax), Celia Georgie(back vo), Darryl Rouse(key), Allan Smith(key), Reginald Ward(g), Crystal Martin(ds)
■セットリスト SOSバンド@ コットンクラブ、2008年9月28日(日)
Setlist: S.O.S. Band @ Cotton Club, 9/28/2008
show started 20:03
01. Intro
02. For Your Love (1984)
03. Just Be Good To Me (1983)
04. Borrowed Love (1986)
05. High Hopes (1982)
06. Tell Me If You Still Care (1983)
07. No Lies (1987)
08. No One’s Gonna Love You (1984)
09. The Finest (1986)
10. Just The Way You Like It (1984)
11. Just Be Good To Me (Reprise) (1983)
Enc. Take Your Time (A riff of "One Nation Under The Groove") (1980)
show ended 21:18
(2008年09月28日日曜 丸の内コットンクラブ=SOSバンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>SOS Band
2008-163