【ホセ・ジェームスにJosei, Akita, Midorin】
ミネアポリス。
ソウルメイト松尾氏より「ミネアポリス出身のホセ・ジェームス、見に行きません?」のお誘い。ただ単純に「ミネアポリス」の単語に反応し、ほいほい行くことに。不勉強で知らなかったのだが、けっこうクラブ系で人気があるジャズにヒップホップの要素をまぶした若いシンガーだった。イギリスのクラブDJ、ジャイルス・ピーターソンの新レーベル、ブラウンズウッドから今年デビューした。
時間ちょうどにビルボードに入ると、5階まで超満員で驚く。ホセってそんなに人気者だったんだと認識。するとオープニングはアフロヘアのメンバーが。あれっと思うと、なんと日本のジャズ・グループ、ソイル&ピンプ・セッションズのメンバー、丈青(じょうせい)、秋田ゴールドマン、みどりんのピアノ・トリオ。彼らはJ.A.M(3人の頭文字を取っている)として活動。なかなかファンキーでかっこいいクラブ・ジャズ演奏を繰り広げた。特にピアノのパフォーマンスが、たとえば最近見たラムゼイ・ルイス・トリオあたりをもっとストリートに、もっと今日風にかっこよくした感じだ。若さ、勢い、クールとホットがコインの裏表のように一体化していて心地よい。ピアノの丈青の真後ろから見る席だったのだが、ピアノのパフォーマンスとともに、大きなアフロヘアというかカーリーヘアみたいなのが左右にゆれるのがかわいい。
「僕と一文字しか違わない、ホセを紹介します」と言ってホセを招きいれ、一緒にセッション。一文字しか違わないとは、「Jose」と「 Josei」の一文字違いだ。ホセはなかなか渋い声の持ち主。僕には若きルー・ロウルズの声がよみがえった。ルーもソウルというよりジャズ寄りだったが、このホセもそんな感じ。全体的な雰囲気も、いかにもクラブ・ジャズ風のクールな感じだった。どこかボビー・マクファーリン風のところもあった。彼も一歩間違えばヒップホップでもやりそうな感じの若者。ジャズにいくか、ラップにいくかの分岐点はどこにあるんだろう。
■ メンバー
J.A.M
丈青/Josei(Piano/Keyboards)
秋田 ゴールドマン/Goldman Akita(Bass)
みどりん/Midorin(Drums)
ホセ・ジェームス・グループ
ホセ・ジェイムズ/Jose’ James(Vocals)
ギデオン・ヴァン・ゲルダー/Gideon Van Gelder(Piano/Keyboards)
ネヴィル・マルコム/Neville Malcolm (Bass)
リチャード・スペイヴェン/Richard Spaven(Drums)
■セットリスト:J.A.M / ホセ・ジェームス 2008年9月19日(金)
Setlist : J.A.M. / Jose James
J.A.M.
show started 21:36
01. Roy’s Scat
02. 道
03. Quiet Blue
04. Quiet Fire
05. Jazzy Joint (with Jose James)
show ended 22:20
Jose James
show started 22:29
01. Equinox
02. Park Bench People
03. Love
Enc. Moanin’
show ended 23:21
(2008年9月19日金曜、ビルボード・ライヴ東京=J.A.M. ライヴ、ホセ・ジェームス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>J.A.M
ENT>MUSIC>LIVE> James, Jose
2008-158
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