★Sly & The Family Stone’s Live Review 2007
【スライ&ザ・ファミリー・ストーン初来日、ロング・ビーチはキャンセル~2007年夏ライヴの様子】
レポート。
スライの初来日が決定してからというもの、音楽ファン周辺は、スライの話題で持ちきりのようだ。さて昨日報告した2008年8月31日にロス郊外での「ロング・ビーチ・ブルース・フェスティヴァル」の告知にスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前があった点だが、筆者が主催者に問い合わせた結果返事が来た。
それによると、「先週スライのマネージメントから、今回の出演ができなくなった、と連絡があった。それに代わるアーティストをブッキング中。フリーペーパーの締め切りは早く、このキャンセル連絡が来たときにはすでに印刷されて出回っていたので、直しができなかった」とのこと。これでダブル・ブッキングはなくなった。ウェッブでは、すでにスライの名前はなくなっている。推測だが、当初はこの「ロング・ビーチ」の仕事を受けたが、その後、ブルーノート、東京ジャズのオファーがあり、その方が魅力的だったので、こちらに乗り換えたというあたりだろう。
さて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、昨年(2007年)夏、ヨーロッパ10都市でライヴ活動を再開。その模様がすでに伝わってきている。それらを簡単にまとめてみよう。ただし、このメンバーが今回の来日メンバーになるかは、まだ確定していない。ただ、これらのメンバーから来日メンバーが決まる可能性は高い。また、セットリストもヨーロッパでのものであり、東京でのライヴがどのようなセットリストになるかはまったく未知数だ。(ライヴ前にセットリストなどを見たくないという方はこれ以降ご注意ください)
昨年夏のメンバー。
Sly Stone (Lead Vocals, Synthesizer) (1943年生まれ)
Vet Stone (Lead Vocals, Percussion) (スライの妹)(リトル・シスター名義で「ユーアー・ザ・ワン」のヒットを放つ。リトル・シスターは、スライがプロデュースした妹分的グループ)(1950年生まれ)
Skyler Jett (Lead Vocals) (スライがいないときの、スライ部分のヴォーカル担当)
Lisa Stone (Lead Vocals) (スライの妹ローズ・ストーン=1945年生まれ=の娘、スライの姪)
Sylevette Phunne Robinson (Vocals) (ステージにいなかった可能性も。シンシア・ロビンソンとスライ・ストーンの間に生まれた娘)
Cynthia Robinson (Trumpet) (オリジナル・メンバー)(1946年生まれ)
Pat Rizzo (Sax) (1972年から1975年にメンバー)
Johnnie Bamont (Sax)
Mike Rinta (Trombone)
Anthoney Yates (Guitar)
Joseph Yates (Bass)
Stefon Dubose (Drums)
Tony Stead (Keyboards, Hammond B3)
ドラムス、ギター、ベース、キーボードに4管、ヴォーカル陣が4人とスライ本人、スライはキーボードも。12人か13人がオンステージだ。かなりの大所帯だ。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのオリジナル・メンバーであるシンシア・ロビンソンは、同じくオリジナルのジェリー・マティーニ(サックス)、ローズ・ストーン(キーボード、ヴォーカル)らと「ザ・ファミリー・ストーン」というグループを結成、スライのヒット曲を演奏してライヴハウスなどに出演している。このバンドは、最近「ザ・ファミリー・ストーン・エクスペリエンス」と名前を変えた。シンシアは、昨夏のこのヨーロッパツアーにも参加してる。
昨年夏のヨーロッパツアーの基本セットリストは次の通り。
Setlist : Sly & The Family Stone, 2007 Summer Europe
01. In Time (Instrumental)
02. Dance To The Music
03. Everyday People
04. Hot Fun In the Summertime
05. You’re The One (Vet Stone, Little Sister)
06. Somebody’s Watching You
07. Don’t Call Me Nigger, Whitey
–Sly arrives
08. Stand!
09. If You Want Me To Stay
10. Sing A Simple Song
11. I Want To Take Your Higher
–Sly leaves the stage
12. Thank You (halfway the song Sly returns on stage)
–Sly leaves the stage
13. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
14. Glad You Came Here
スライたちは、2007年7月12日イタリアのウンブリアを皮切りに、計10回の公演を行った。だいたい、8曲目の「スタンド!」あたりでステージに登場し、11曲目「テイク・ユー・ハイヤー」あたりまでいるようだ。一度引っ込み、その後、次の「サンキュー」の途中ででて、また引っ込む。それ以後は戻らず、最後はいない。全体で60分程度か。ライヴは場所によっては、40分程度遅れてスタートした。
というわけで、今回の「スライの来日騒動」は、スライが来るまで、本当に来るのか、本当にステージに上がるのか、といった期待、不安、「ものめずらしさ」、あるいはどんな曲をやるのだろうか、など、そうしたあらゆる要素すべてを含めて「来るまでも楽しむ」イヴェントとなりそうだ。
■ スライ・ストーン関連一覧
June 18, 2008
What If Sly Stone Would Show Up The Stage
http://blog.soulsearchin.com/archives/002580.html
ここに関連記事一覧
(ウンブリア情報、原澤さん、ありがとうございます)
ENT>MUSIC>ARTIST>Sly & Family Stone
ENT>MUSIC>LIVE>ANNOUNCEMENT>Sly & Family Stone
レポート。
スライの初来日が決定してからというもの、音楽ファン周辺は、スライの話題で持ちきりのようだ。さて昨日報告した2008年8月31日にロス郊外での「ロング・ビーチ・ブルース・フェスティヴァル」の告知にスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名前があった点だが、筆者が主催者に問い合わせた結果返事が来た。
それによると、「先週スライのマネージメントから、今回の出演ができなくなった、と連絡があった。それに代わるアーティストをブッキング中。フリーペーパーの締め切りは早く、このキャンセル連絡が来たときにはすでに印刷されて出回っていたので、直しができなかった」とのこと。これでダブル・ブッキングはなくなった。ウェッブでは、すでにスライの名前はなくなっている。推測だが、当初はこの「ロング・ビーチ」の仕事を受けたが、その後、ブルーノート、東京ジャズのオファーがあり、その方が魅力的だったので、こちらに乗り換えたというあたりだろう。
さて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、昨年(2007年)夏、ヨーロッパ10都市でライヴ活動を再開。その模様がすでに伝わってきている。それらを簡単にまとめてみよう。ただし、このメンバーが今回の来日メンバーになるかは、まだ確定していない。ただ、これらのメンバーから来日メンバーが決まる可能性は高い。また、セットリストもヨーロッパでのものであり、東京でのライヴがどのようなセットリストになるかはまったく未知数だ。(ライヴ前にセットリストなどを見たくないという方はこれ以降ご注意ください)
昨年夏のメンバー。
Sly Stone (Lead Vocals, Synthesizer) (1943年生まれ)
Vet Stone (Lead Vocals, Percussion) (スライの妹)(リトル・シスター名義で「ユーアー・ザ・ワン」のヒットを放つ。リトル・シスターは、スライがプロデュースした妹分的グループ)(1950年生まれ)
Skyler Jett (Lead Vocals) (スライがいないときの、スライ部分のヴォーカル担当)
Lisa Stone (Lead Vocals) (スライの妹ローズ・ストーン=1945年生まれ=の娘、スライの姪)
Sylevette Phunne Robinson (Vocals) (ステージにいなかった可能性も。シンシア・ロビンソンとスライ・ストーンの間に生まれた娘)
Cynthia Robinson (Trumpet) (オリジナル・メンバー)(1946年生まれ)
Pat Rizzo (Sax) (1972年から1975年にメンバー)
Johnnie Bamont (Sax)
Mike Rinta (Trombone)
Anthoney Yates (Guitar)
Joseph Yates (Bass)
Stefon Dubose (Drums)
Tony Stead (Keyboards, Hammond B3)
ドラムス、ギター、ベース、キーボードに4管、ヴォーカル陣が4人とスライ本人、スライはキーボードも。12人か13人がオンステージだ。かなりの大所帯だ。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのオリジナル・メンバーであるシンシア・ロビンソンは、同じくオリジナルのジェリー・マティーニ(サックス)、ローズ・ストーン(キーボード、ヴォーカル)らと「ザ・ファミリー・ストーン」というグループを結成、スライのヒット曲を演奏してライヴハウスなどに出演している。このバンドは、最近「ザ・ファミリー・ストーン・エクスペリエンス」と名前を変えた。シンシアは、昨夏のこのヨーロッパツアーにも参加してる。
昨年夏のヨーロッパツアーの基本セットリストは次の通り。
Setlist : Sly & The Family Stone, 2007 Summer Europe
01. In Time (Instrumental)
02. Dance To The Music
03. Everyday People
04. Hot Fun In the Summertime
05. You’re The One (Vet Stone, Little Sister)
06. Somebody’s Watching You
07. Don’t Call Me Nigger, Whitey
–Sly arrives
08. Stand!
09. If You Want Me To Stay
10. Sing A Simple Song
11. I Want To Take Your Higher
–Sly leaves the stage
12. Thank You (halfway the song Sly returns on stage)
–Sly leaves the stage
13. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
14. Glad You Came Here
スライたちは、2007年7月12日イタリアのウンブリアを皮切りに、計10回の公演を行った。だいたい、8曲目の「スタンド!」あたりでステージに登場し、11曲目「テイク・ユー・ハイヤー」あたりまでいるようだ。一度引っ込み、その後、次の「サンキュー」の途中ででて、また引っ込む。それ以後は戻らず、最後はいない。全体で60分程度か。ライヴは場所によっては、40分程度遅れてスタートした。
というわけで、今回の「スライの来日騒動」は、スライが来るまで、本当に来るのか、本当にステージに上がるのか、といった期待、不安、「ものめずらしさ」、あるいはどんな曲をやるのだろうか、など、そうしたあらゆる要素すべてを含めて「来るまでも楽しむ」イヴェントとなりそうだ。
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June 18, 2008
What If Sly Stone Would Show Up The Stage
http://blog.soulsearchin.com/archives/002580.html
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(ウンブリア情報、原澤さん、ありがとうございます)
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