■Yoshihiro Chizuko Gospel Night: Brenda & Company Rock The House
【吉弘知鶴子ゴスペル・ナイト~ブレンダ節炸裂】
スピリット。
かつてニューオーリンズで腕を鳴らしてきた女性キーボード奏者吉弘知鶴子さん名義としてはブルース・アレーで初のライヴ。それもゴスペル曲ばかりをやるという異色のライヴにいい感じの胸騒ぎ。しかも、オンステージ8人のうち日本人は吉弘さんだけ、残りは全員アフリカン・アメリカン。まあ、そのままブラック・ゴスペルが目黒ブルース・アレーを占拠したようなものだ。(笑)シンガー4人をまとめるのは、我らがブレンダ・ヴォーン、東京レディー・ソウル・ナンバー・ワンだ。ワキを固めるのは、フランク、ミーシャ、シモニークのブラザー&シスター軍団。
シャカ・カーン→シーシー・ワイナンズ→ブレンダ・ヴォーンと、まさに3連続ゴスペル系シンガーを見られる東京の夜って一体なんなんだろう。(笑)
冒頭2曲は演奏曲。ブルース・アレー、ピアノの上にカメラを設置し、上からの映像をスクリーンに映し出した。これ、なかなかいい。しばらく前に、上原ひろみ&チック・コーリアでも俯瞰の映像がひじょうによかったが、やはりピアノを真上から見る映像は楽しい。
3曲目以降ヴォーカルが入る。1人リードで3人コーラスでも、迫力がめいっぱいある。前日も、クワイアーも物量作戦は必要ないかもしれない、と思ったが、ここでの1+3も十分だ。これは、このライヴに限らないが、ゴスペル曲って初めて聴いても、すぐになじめる感じのものが多い。ヒップホップの新曲などだと、いちいち耳に残らないのだが、ゴスペル曲はなぜかすっと入ってくる。そもそもそういう作りなのかなあ。それとも、こちらが年を取ったせいか。(笑)
しかし、こうしたゴスペルを歌うときのブレンダは本当にすごい。存分にブレンダ節を聴かせる。僕はシャカのライヴを見ているときに、ブレンダが思い浮かんだ。ブレンダはシャカ、シーシーなどと並んで歌っても、まったく遜色ない。たまたま彼女は日本をベースにして、ここで活躍しているだけで、彼女がずっとオークランドかロスで活躍して、それなりのプロデューサーなんかと出会っていたら、まちがいなくビッグな存在になっていたと思う。実力と知名度、ヒット曲のあるなしは関係ない。実力があっても、ヒットなしには知名度はでない。要は「ご縁」の問題なのだ。
この日は、全テーブルに演奏曲目が書かれた紙が置かれ、全員がこの曲目を知ることができた。しかも、それに加え吉弘さんが1曲ごとに丁寧に解説してから演奏に入った。こういうのもいい。たとえば、5曲目では、「これは元はこういう曲でした」といってピアノでそのメロディーを弾く。みんなが知っているメロディーだったので、観客が歌い始めた。「そして、それをブラック・ゴスペルでやるとこうなります」といってその曲に入った。
ヴォーカルもの4曲の中では、どれもよかったが、特に「スピリット」という曲が素晴らしかった。空気はブルース・アレー転じてゴスペル・アレーだ。シャカも当然ゴスペル・ルーツ、そして、シーシー・ワイナンズももろゴスペル、この日も完全ゴスペルということで、今週前半は、べったりゴスペル漬けになった。吉弘さんに「2ヶ月に1度くらいの割りでやったら、どうですか」と言ったら、「ほんと大変なんです。体力ないんで、(笑)半年に一度くらいでいいかなって。次は12月にはクリスマスも含めてやろうと思ってます」とのお答え。う~~ん、もったいない。
僕は第二部もかなり見たかったが、後ろ髪ひかれつつ次に移動。
■ メンバー
吉弘知鶴子ゴスペルナイト
(Pf/Org)吉弘知鶴子 (G)ザンドレ・ヤブロウ (B)グレッグ・リー (Ds)マーティー・ブレイシー (Vo)ブレンダ・ヴォーン、ミーシャ・ドナルド、シャモニーク・ジャクソン、フランク・レグリー
★Special Guest シスターリード(from CampZama)
■ セットリスト
Setlist : Yoshihiro Chizuko Gospel Night @ Blues Alley Japan, June 4th, 2008
First set
Show started 19:40
01. Oh How I Love Jesus (Instrumental)
02. He Reigns (Instrumental)
03. Ooh Child
04. Spirit
05. What A Friend We Have
06. Authority
Show ended 20:42
Second set
01. Just A Closer Walk To Thee
02. Never Would Have Made It
03. Oh Happy Day
04. He’s Standing Right There
05. Conquerors
06. Hallelujah, You’re Worthy To Be Praised
07. I Need You To Survive
(2008年6月4日水曜、目黒ブルース・アレー=吉弘知鶴子ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Yoshihiro, Chizuko
2008-94
スピリット。
かつてニューオーリンズで腕を鳴らしてきた女性キーボード奏者吉弘知鶴子さん名義としてはブルース・アレーで初のライヴ。それもゴスペル曲ばかりをやるという異色のライヴにいい感じの胸騒ぎ。しかも、オンステージ8人のうち日本人は吉弘さんだけ、残りは全員アフリカン・アメリカン。まあ、そのままブラック・ゴスペルが目黒ブルース・アレーを占拠したようなものだ。(笑)シンガー4人をまとめるのは、我らがブレンダ・ヴォーン、東京レディー・ソウル・ナンバー・ワンだ。ワキを固めるのは、フランク、ミーシャ、シモニークのブラザー&シスター軍団。
シャカ・カーン→シーシー・ワイナンズ→ブレンダ・ヴォーンと、まさに3連続ゴスペル系シンガーを見られる東京の夜って一体なんなんだろう。(笑)
冒頭2曲は演奏曲。ブルース・アレー、ピアノの上にカメラを設置し、上からの映像をスクリーンに映し出した。これ、なかなかいい。しばらく前に、上原ひろみ&チック・コーリアでも俯瞰の映像がひじょうによかったが、やはりピアノを真上から見る映像は楽しい。
3曲目以降ヴォーカルが入る。1人リードで3人コーラスでも、迫力がめいっぱいある。前日も、クワイアーも物量作戦は必要ないかもしれない、と思ったが、ここでの1+3も十分だ。これは、このライヴに限らないが、ゴスペル曲って初めて聴いても、すぐになじめる感じのものが多い。ヒップホップの新曲などだと、いちいち耳に残らないのだが、ゴスペル曲はなぜかすっと入ってくる。そもそもそういう作りなのかなあ。それとも、こちらが年を取ったせいか。(笑)
しかし、こうしたゴスペルを歌うときのブレンダは本当にすごい。存分にブレンダ節を聴かせる。僕はシャカのライヴを見ているときに、ブレンダが思い浮かんだ。ブレンダはシャカ、シーシーなどと並んで歌っても、まったく遜色ない。たまたま彼女は日本をベースにして、ここで活躍しているだけで、彼女がずっとオークランドかロスで活躍して、それなりのプロデューサーなんかと出会っていたら、まちがいなくビッグな存在になっていたと思う。実力と知名度、ヒット曲のあるなしは関係ない。実力があっても、ヒットなしには知名度はでない。要は「ご縁」の問題なのだ。
この日は、全テーブルに演奏曲目が書かれた紙が置かれ、全員がこの曲目を知ることができた。しかも、それに加え吉弘さんが1曲ごとに丁寧に解説してから演奏に入った。こういうのもいい。たとえば、5曲目では、「これは元はこういう曲でした」といってピアノでそのメロディーを弾く。みんなが知っているメロディーだったので、観客が歌い始めた。「そして、それをブラック・ゴスペルでやるとこうなります」といってその曲に入った。
ヴォーカルもの4曲の中では、どれもよかったが、特に「スピリット」という曲が素晴らしかった。空気はブルース・アレー転じてゴスペル・アレーだ。シャカも当然ゴスペル・ルーツ、そして、シーシー・ワイナンズももろゴスペル、この日も完全ゴスペルということで、今週前半は、べったりゴスペル漬けになった。吉弘さんに「2ヶ月に1度くらいの割りでやったら、どうですか」と言ったら、「ほんと大変なんです。体力ないんで、(笑)半年に一度くらいでいいかなって。次は12月にはクリスマスも含めてやろうと思ってます」とのお答え。う~~ん、もったいない。
僕は第二部もかなり見たかったが、後ろ髪ひかれつつ次に移動。
■ メンバー
吉弘知鶴子ゴスペルナイト
(Pf/Org)吉弘知鶴子 (G)ザンドレ・ヤブロウ (B)グレッグ・リー (Ds)マーティー・ブレイシー (Vo)ブレンダ・ヴォーン、ミーシャ・ドナルド、シャモニーク・ジャクソン、フランク・レグリー
★Special Guest シスターリード(from CampZama)
■ セットリスト
Setlist : Yoshihiro Chizuko Gospel Night @ Blues Alley Japan, June 4th, 2008
First set
Show started 19:40
01. Oh How I Love Jesus (Instrumental)
02. He Reigns (Instrumental)
03. Ooh Child
04. Spirit
05. What A Friend We Have
06. Authority
Show ended 20:42
Second set
01. Just A Closer Walk To Thee
02. Never Would Have Made It
03. Oh Happy Day
04. He’s Standing Right There
05. Conquerors
06. Hallelujah, You’re Worthy To Be Praised
07. I Need You To Survive
(2008年6月4日水曜、目黒ブルース・アレー=吉弘知鶴子ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Yoshihiro, Chizuko
2008-94