⊿Chaka Khan Live @ Hi Energy Performance
(これからライヴをごらんになる方は十分ご注意ください)
【シャカ・カーン初日から全開】
エネルギー全開。
2003年10月以来4年8ヶ月ぶりの現代のソウル・ディーヴァ、シャカ・カーン(チャカ・カーン)の来日公演。前回武道館、今回は小さなライヴ・ハウス、ビルボードということで、初日セカンド超満員。ほぼ空席なしだ。改めてシャカ人気を認識。
今回の最大のポイントは、ギターに1970年代に一緒に活動したファンク・グループ、ルーファスの名ギタリスト、トニー・メイデンが参加していること。30年来の友人だけに、お互いすべてを知り尽くしているパフォーマンスとなる。
シャカ・カーンは、1970年代にルーファスの一員として来日して以来、1980年代、1990年代とコンスタントに来日している。彼女の場合、ライヴには波があり、ものすごく良いときは誰もかなわないほど素晴らしく、逆に気分が乗らないときにはこんなことがあるのかというほどの醜態を見せる。ひどかったのは1980年代初期のもの。ワイン・グラスのみながらやるわ、もう酒でよっぱらうわ、音程ははずすわ、でどうしようもなかった。そのときのプロモーターの社長が激怒して、マネージャーとやりあったという。逆に僕がもっとも素晴らしいと思ったのは、1990年代に今はなき横浜・本牧にほんの一時期だけあった「マイカル本牧アポロ・シアター」で見たシャカ・カーンだった。どの曲も完璧で、本当に気持ちよさそうに歌い、「スルー・ザ・ファイアー」など、涙がでるほど感激し鳥肌が立った。おそらくそのときの彼女の精神状態によって、出来不出来がでるのだろう。
さて、まず初日を見なければならない。結論から言うとシャカの声は、よく出ていた。パフォーマンスもよかった。もういきなり全開である。声が若干キンキンしている部分はあったが、概ねよかった。セットリストも短いながらも、コンパクトにまとめ、ラインアップも悪くない。ルーファス時代の曲も、シャカ・ソロもいれていて、ソウル・シンガー・ショウという感じだ。若干バンドの音量が大きめでシャカの声が聞き取りにくいところがあったが、これはシャカの問題ではない。しいていえば、1曲だけでいいので、ジャズ風の曲をいれてもよかったかもしれない。例えば、「エンド・オブ・ラヴ・アフェア」とか、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」あたり。2曲はいらない、1曲でいい。
それにしても、あの声はどこからでてくるのか。頭のてっぺんから出てくるのではないかと思われるほどの声。声力、声圧、迫力、相当なものだ。例えば、多くのシンガーが目指すのがアレサ・フランクリンか、シャカ・カーンというのもうなずける。
セカンドでは、当初の予定では4曲目に「アイム・ア・ウーマン」をやる予定だったのを、急遽、「ステイ」のフル・ヴァージョンに変えて歌った。3曲目が終わった後、ベース奏者(ミュージカル・ディレクター)に耳打ちし、これにした。また、ファーストでは「スイート・シング」のあとにアンコールだったそうだが、セカンドでは「ホワッツ・ゴーイング・オン」を歌ってくれた。
アレサも、その場その場で気分次第で曲をどんどん変えていくというが、シャカも乗ってきて、なれてくると、どんどんと曲を変えていきそうな予感がする。
東京は休息日1日はさみ5日間計10回、さらにその後大阪3日6回。果たしてどうなるだろうか。さらに日が進むごとに、ライヴはよくなっていくか。
【シャカ・カーン初日から全開】
エネルギー全開。
2003年10月以来4年8ヶ月ぶりの現代のソウル・ディーヴァ、シャカ・カーン(チャカ・カーン)の来日公演。前回武道館、今回は小さなライヴ・ハウス、ビルボードということで、初日セカンド超満員。ほぼ空席なしだ。改めてシャカ人気を認識。
今回の最大のポイントは、ギターに1970年代に一緒に活動したファンク・グループ、ルーファスの名ギタリスト、トニー・メイデンが参加していること。30年来の友人だけに、お互いすべてを知り尽くしているパフォーマンスとなる。
シャカ・カーンは、1970年代にルーファスの一員として来日して以来、1980年代、1990年代とコンスタントに来日している。彼女の場合、ライヴには波があり、ものすごく良いときは誰もかなわないほど素晴らしく、逆に気分が乗らないときにはこんなことがあるのかというほどの醜態を見せる。ひどかったのは1980年代初期のもの。ワイン・グラスのみながらやるわ、もう酒でよっぱらうわ、音程ははずすわ、でどうしようもなかった。そのときのプロモーターの社長が激怒して、マネージャーとやりあったという。逆に僕がもっとも素晴らしいと思ったのは、1990年代に今はなき横浜・本牧にほんの一時期だけあった「マイカル本牧アポロ・シアター」で見たシャカ・カーンだった。どの曲も完璧で、本当に気持ちよさそうに歌い、「スルー・ザ・ファイアー」など、涙がでるほど感激し鳥肌が立った。おそらくそのときの彼女の精神状態によって、出来不出来がでるのだろう。
さて、まず初日を見なければならない。結論から言うとシャカの声は、よく出ていた。パフォーマンスもよかった。もういきなり全開である。声が若干キンキンしている部分はあったが、概ねよかった。セットリストも短いながらも、コンパクトにまとめ、ラインアップも悪くない。ルーファス時代の曲も、シャカ・ソロもいれていて、ソウル・シンガー・ショウという感じだ。若干バンドの音量が大きめでシャカの声が聞き取りにくいところがあったが、これはシャカの問題ではない。しいていえば、1曲だけでいいので、ジャズ風の曲をいれてもよかったかもしれない。例えば、「エンド・オブ・ラヴ・アフェア」とか、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」あたり。2曲はいらない、1曲でいい。
それにしても、あの声はどこからでてくるのか。頭のてっぺんから出てくるのではないかと思われるほどの声。声力、声圧、迫力、相当なものだ。例えば、多くのシンガーが目指すのがアレサ・フランクリンか、シャカ・カーンというのもうなずける。
セカンドでは、当初の予定では4曲目に「アイム・ア・ウーマン」をやる予定だったのを、急遽、「ステイ」のフル・ヴァージョンに変えて歌った。3曲目が終わった後、ベース奏者(ミュージカル・ディレクター)に耳打ちし、これにした。また、ファーストでは「スイート・シング」のあとにアンコールだったそうだが、セカンドでは「ホワッツ・ゴーイング・オン」を歌ってくれた。
アレサも、その場その場で気分次第で曲をどんどん変えていくというが、シャカも乗ってきて、なれてくると、どんどんと曲を変えていきそうな予感がする。
東京は休息日1日はさみ5日間計10回、さらにその後大阪3日6回。果たしてどうなるだろうか。さらに日が進むごとに、ライヴはよくなっていくか。
(イメージ絵)
■過去記事
2003/10/11 (Sat)
Chaka Khan Live @ Budoukan: One & Only Voice Still Shines
https://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031011.html
(前回来日ライヴ評)
■ メンバー
シャカ・カーン/Chaka Khan(Vocals)
アンドリュー・ガウチェ/Andrew Gouche(Bass/Music Director)
ジャヴァド・デイ/Javad Day(Keyboards)
ダレル・クロックス/Darrell Crooks(Guitar)
トニー・メイデン/Tony Maiden(Guitar)
チャールズ・ストリーター/Charles Streeter(Drums)
ティファニー・スミス/Tiffany Smith(Vocals)
トニー・スクラッグス/Tony Scruggs(Vocals)
マヴゥート・カーペンター/Mabvuto Carpenter(Vocals)
■セットリスト シャカ・カーン(チャカ・カーン)
Setlist : Chaka Khan @ Billboard, June 2, 2008
Show started 21:39
01. Intro : Once You Get Started ./ Stay
02. I Feel For You
03. Ain’t Nobody
04. Stay
05. Whatcha Gonna Do For Me
06. Please Pardon Me
07. Hollywood
08. Do You Love What You Feel
09. Will You Love Me
10. Angel
11. Through The Fire
12. You Got The Love
13. Tell Me Something Good
14. Sweet Thing
15. What’s Going On
Enc. I’m Every Woman
Show ended 22:59
(2008年6月2日月曜、ビルボード・ライヴ東京=シャカ・カーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Khan, Chaka
2008-92
2003/10/11 (Sat)
Chaka Khan Live @ Budoukan: One & Only Voice Still Shines
https://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031011.html
(前回来日ライヴ評)
■ メンバー
シャカ・カーン/Chaka Khan(Vocals)
アンドリュー・ガウチェ/Andrew Gouche(Bass/Music Director)
ジャヴァド・デイ/Javad Day(Keyboards)
ダレル・クロックス/Darrell Crooks(Guitar)
トニー・メイデン/Tony Maiden(Guitar)
チャールズ・ストリーター/Charles Streeter(Drums)
ティファニー・スミス/Tiffany Smith(Vocals)
トニー・スクラッグス/Tony Scruggs(Vocals)
マヴゥート・カーペンター/Mabvuto Carpenter(Vocals)
■セットリスト シャカ・カーン(チャカ・カーン)
Setlist : Chaka Khan @ Billboard, June 2, 2008
Show started 21:39
01. Intro : Once You Get Started ./ Stay
02. I Feel For You
03. Ain’t Nobody
04. Stay
05. Whatcha Gonna Do For Me
06. Please Pardon Me
07. Hollywood
08. Do You Love What You Feel
09. Will You Love Me
10. Angel
11. Through The Fire
12. You Got The Love
13. Tell Me Something Good
14. Sweet Thing
15. What’s Going On
Enc. I’m Every Woman
Show ended 22:59
(2008年6月2日月曜、ビルボード・ライヴ東京=シャカ・カーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Khan, Chaka
2008-92