⊿JAL機内放送

JAL “Soul Number 1 Hits”: Absolutely On The Air
【JAL機内放送でソウル・ナンバー・ワン・ヒッツ】
オン・エアーJAL
JALの機内放送には50チャンネル以上の映像、音声プログラムがある。その中で、「ソウル・ナンバー・ワン・ヒッツ」というプログラムの選曲・構成をオッシーに誘われ担当した。ソウル・チャートでナンバー・ワンに輝いた作品ばかりを1960年代から2000年代までうまくバランスをとって選曲。誰もが楽しめるおなじみの曲ばかりだと思う。さて、制作面ではこれが通常のラジオ番組の選曲・構成とは一味もふた味も違った。そのナレーション録音があった。
まず、台本での表記、読みがひじょうに厳格だ。DJは、以前東京FMの番組などで顔をあわせているDJリッチー。日本語ぺらぺらの彼である。たとえば、マーヴィン・ゲイのあの大ヒット曲は、日本語で言うと「ホワッツ・ゴーイング・オン」。「ワッツ」ではなく、「ホワッツ」。英語ならWhat’s Going On でいい。
Supremes は、英語的な発音だと、「スプリームス」。ところが日本のレコード会社の表記は、「シュープリームス」。しかも、ややこしいことに、レコード会社も時代によって表記を変えている。最初は「シュープリームス」、それから「スプリームス」、そして、最近はまた「シュープリームス」。機内誌に曲目アーティスト名などが印刷されるので、正確を期さないとならない。
Whitney は日本語読みだとホイットニーだが、英語では「ウィットニー」だ。日本語のナレーションは、日本語風に、そして英語のナレーションはネイティヴぽく。Philadelphia などの発音を日本語っぽくフィラ・デル・フィアと言おうとすると、英語ネイティヴのリッチーは逆につっかかってしまう。
今回は選曲されていないが、Loleatta Holloway なんてどうしましょう。当初のレコード会社の表記は、「ロリータ・ハロウェイ」。「ロリータ」が発音も、表記も一番近いのだが、一時期レコード会社がこれをわざわざ誤って「ロレッタ」とした。
今回初めて知ったのだが、JALは、英語読みでは「ジャル」ではなく、「ジェイ・エイ・エル」と読むそうだ。日本語では「ジャル」でいい。ローカル・ルールでそのように統一しているという。
この番組は2008年7月1日から8月末日まで、JALの「マジック3」という音響映像機材が積み込まれている機種・路線で流れる。主にヨーロッパ、アジアに就航しているという。
オッシーと現場で、「じゃあ、7月になったら、これを聴きにアジアかヨーロッパに行きましょう、行きましょう」と言って盛り上がった。
「放送」という言葉は、英語で「on the air」あるいは「on air」。つまり、電波が「空気の上に乗る」というニュアンスだ。この番組は、飛行機の上で聴くことができるので、正真正銘「オン・ジ・エアー」! 夏休みJALにお乗りの際は、ぜひ「ソウル・ナンバー・ワン・ヒッツ」のオン・エアーをオン・エアーでチェック!グッド!
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