○Fukamachi Jun #87
【深町純キーボード・パーティー第87回~ハーモニカ奏者・田中光栄さんを迎えて】
突然。
「終われなくなっちゃったよ」と一言言って、深町さんはその曲を突然、終えてしまった。ファーストの3曲目。けっこう長い間(約18分)、曲が続いていて、確かにどう収拾していいかわからなくなったのだろう。即興演奏にはそういうこともある。
この日は、セカンドセットで、ハーモニカ奏者の田中光栄さんという方が飛び入りで登場。まったくリハなしに、2人とも即興でピアノとハーモニカのかけあいを聴かせてくれた。これが実にスリリングであった。途中、ちょっとブルージーなところがでてきたり、トゥーツ・シールマンス節が出てきたり、いくつかの顔をのぞかせた。深町ピアノとのコール&レスポンスもとてもよかった。深町さんは、2人で演奏をし終えた後、「不思議だよねえ。何にも決めてないで、こうやって演奏できちゃうっていうのが」と言った。そして付け加えた。「彼はいずれここ(FJズ)でやってくれると思います」。これはめったに聴けないなかなかの褒め言葉だ。
ライヴ後ちょっと話を聴くと、やはり、好きなハーモニカ奏者はトゥーツ・シールマンス、スティーヴィー・ワンダーだそうで、それにブルース・ハーモニカも好きとのこと。中目黒の楽屋(らくや)でもライヴをやるという。田中さんによれば深町さんのライヴを見るのは初めてだが、「ファーストを見ていたら、なんとなく一緒にやれそうだ」という気になった、という。
トゥーツの前でハーモニカを吹いたことがありますか、と聴くと「サインはもらいましたが、吹けませんでした(笑)」とのこたえ。彼は今、ハーモニカ・メイカー、鈴木と手を組んで「世界一のハーモニカ」作りにいろいろ意見やアドヴァイスをしているという。この日、吹いてくれた鈴木のハーモニカは、まだプロトタイプで一般発売されていないものだそうだ。まだ、世界に数台しかなく、メインに使っているのは、スティーヴィーや、田中さん、それとマーカス・ミラー・バンドやパット・メセニー・グループで活躍するグレゴア・マレ、くらいだそうだ。僕の個人的な音の印象としては男っぽいハーモニカ、骨太のハーモニカというもの。これは貴重なものを聴かせていただきました。
ハーモニカというと、西脇さんとか、今出宏さんとかお知り合いですか、と尋ねると、やはり知っていて「西脇さんとは今年始めに電話で話した」とか。業界狭いですね。(笑)
■トゥーツ・シールマンス関連記事
2003/02/20 (Thu)
Music never gets old
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030220.html
(2003年2月来日時・ライヴ評)
2003/03/28 (Fri)
Living Legends: Toots Thielmans
https://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200303/diary20030328.html
(トゥーツをレコーディング・セッションに呼んだゴンザレスさん)
トゥーツ・シールマンス・ライヴ『熱く美しき138歳のハグ』
https://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/toots20010410.html
(2001年4月来日時ライヴ評)
May 09, 2006
“Jazz Is Good For You” Toots Said To A Man
http://blog.soulsearchin.com/archives/001007.html
(前回来日時=2006年1月=ライヴ評)
■深町純・定例キーボード・パーティー第88回(2008年4月)は、最終土曜日4月26日、祐天寺「FJズ」で午後8時から、60分程度が2セット。ミュージックチャージは、見て気に入った分を自由に払うシステム。
http://fjs.fukamachi-jun.com/map.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #87 @FJ’s, March 29, 2008
セットリスト 深町純 87回
1st set
show started 20:04
01. 2008年3月29日20時05分の作品(11:11)
02. 2008年3月29日20時16分の作品(11:50)
03. 2008年3月29日20時43分の作品(18:00)
04. 2008年3月29日お題拝借作品1(03:03)(常連トーマスのメロディー)
show ended 21:09
2nd set
show started 21:33
01. 2008年3月29日21時33分の作品 (08:01)
02. 2008年3月29日21時41分の作品 (08:08)(ハーモニカ奏者・田中光栄さんとともに)
03. 2008年3月29日21時51分の作品 (16:50)
show ended 22:18
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%)
2007年07月 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65 (サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
2008年03月29日 第一部 67.78 第二部 73.29 (第87回)
(2008年3月29日日曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-50
突然。
「終われなくなっちゃったよ」と一言言って、深町さんはその曲を突然、終えてしまった。ファーストの3曲目。けっこう長い間(約18分)、曲が続いていて、確かにどう収拾していいかわからなくなったのだろう。即興演奏にはそういうこともある。
この日は、セカンドセットで、ハーモニカ奏者の田中光栄さんという方が飛び入りで登場。まったくリハなしに、2人とも即興でピアノとハーモニカのかけあいを聴かせてくれた。これが実にスリリングであった。途中、ちょっとブルージーなところがでてきたり、トゥーツ・シールマンス節が出てきたり、いくつかの顔をのぞかせた。深町ピアノとのコール&レスポンスもとてもよかった。深町さんは、2人で演奏をし終えた後、「不思議だよねえ。何にも決めてないで、こうやって演奏できちゃうっていうのが」と言った。そして付け加えた。「彼はいずれここ(FJズ)でやってくれると思います」。これはめったに聴けないなかなかの褒め言葉だ。
ライヴ後ちょっと話を聴くと、やはり、好きなハーモニカ奏者はトゥーツ・シールマンス、スティーヴィー・ワンダーだそうで、それにブルース・ハーモニカも好きとのこと。中目黒の楽屋(らくや)でもライヴをやるという。田中さんによれば深町さんのライヴを見るのは初めてだが、「ファーストを見ていたら、なんとなく一緒にやれそうだ」という気になった、という。
トゥーツの前でハーモニカを吹いたことがありますか、と聴くと「サインはもらいましたが、吹けませんでした(笑)」とのこたえ。彼は今、ハーモニカ・メイカー、鈴木と手を組んで「世界一のハーモニカ」作りにいろいろ意見やアドヴァイスをしているという。この日、吹いてくれた鈴木のハーモニカは、まだプロトタイプで一般発売されていないものだそうだ。まだ、世界に数台しかなく、メインに使っているのは、スティーヴィーや、田中さん、それとマーカス・ミラー・バンドやパット・メセニー・グループで活躍するグレゴア・マレ、くらいだそうだ。僕の個人的な音の印象としては男っぽいハーモニカ、骨太のハーモニカというもの。これは貴重なものを聴かせていただきました。
ハーモニカというと、西脇さんとか、今出宏さんとかお知り合いですか、と尋ねると、やはり知っていて「西脇さんとは今年始めに電話で話した」とか。業界狭いですね。(笑)
■トゥーツ・シールマンス関連記事
2003/02/20 (Thu)
Music never gets old
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030220.html
(2003年2月来日時・ライヴ評)
2003/03/28 (Fri)
Living Legends: Toots Thielmans
https://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200303/diary20030328.html
(トゥーツをレコーディング・セッションに呼んだゴンザレスさん)
トゥーツ・シールマンス・ライヴ『熱く美しき138歳のハグ』
https://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/toots20010410.html
(2001年4月来日時ライヴ評)
May 09, 2006
“Jazz Is Good For You” Toots Said To A Man
http://blog.soulsearchin.com/archives/001007.html
(前回来日時=2006年1月=ライヴ評)
■深町純・定例キーボード・パーティー第88回(2008年4月)は、最終土曜日4月26日、祐天寺「FJズ」で午後8時から、60分程度が2セット。ミュージックチャージは、見て気に入った分を自由に払うシステム。
http://fjs.fukamachi-jun.com/map.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #87 @FJ’s, March 29, 2008
セットリスト 深町純 87回
1st set
show started 20:04
01. 2008年3月29日20時05分の作品(11:11)
02. 2008年3月29日20時16分の作品(11:50)
03. 2008年3月29日20時43分の作品(18:00)
04. 2008年3月29日お題拝借作品1(03:03)(常連トーマスのメロディー)
show ended 21:09
2nd set
show started 21:33
01. 2008年3月29日21時33分の作品 (08:01)
02. 2008年3月29日21時41分の作品 (08:08)(ハーモニカ奏者・田中光栄さんとともに)
03. 2008年3月29日21時51分の作品 (16:50)
show ended 22:18
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%)
2007年07月 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65 (サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
2008年03月29日 第一部 67.78 第二部 73.29 (第87回)
(2008年3月29日日曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-50