■Con Funk Shun Live At Cotton Club
【コン・ファンク・シャン・ライヴ~東京最後の夜】
大増量
大増量
「今夜は最後の夜だ! (曲を)全部やるぞ~」 マイケル・クーパーが叫んだ。途中までは、昨年と同じセットリストで進行したが、後半、その場で曲を決めたり、リクエストをつのったり、かなり自由な雰囲気になり、曲数もどんどんと増えていった。終わってみれば108分、通常の70分から比べると40分の大増量ライヴだった。
昨年(2007年)1月に続いてのコン・ファンク・シャン9度目の来日。歌と踊りのエンタテインメント。バンドがかっこいい演奏を聴かせ、クールな動きを見せ、しっかりした歌を披露する。1970年代に活躍した「セルフ・コンテインド・グループ(自給自足グループ=自分たちで作詞作曲演奏歌まですべて行うバンド)」の王道を行くコン・ファンク・シャン。昨年見たファンはほとんど9割以上リピートしているのではないか。昔からのソウル好きがこの夜も集まり、ほぼ満員になった。
冒頭のダンス・ナンバー・メドレーは、振り付けもあり、完全に観客をコン・ファンク・シャンの世界に引きずり込む。イントロからフロア総立ちだ。ドラムス、ギター、ベース、キーボード、トランペット、サックス、パーカッション、トロンボーンの8人。内ヴォーカルはギターも担当するマイケル・クーパーとトロンボーンも担当するグループ・リーダー格フェルトン・パイレート。この夜はマイケルのソロ曲も多く歌われた。
ショウ後半、マイケルが言う。「日本のオーディエンスは世界一だ。みんな本当にソウル・ミュージックを愛しているよね。ここにはたくさんのソウル・バーがある。さて、次の曲は一度もシングルになったことはないんだけど。どのアルバムだったかな…。あ、そうだ、『トゥ・ザ・マックス』だった」 すると、客席からすぐに『トゥ・ザ・マックス』のアナログLPがでてきた。そこに映ったメンバー写真のひとりを指差し、マイケルは言った。「ナンバー・ワン・ドラマー、ルイス・マッコール! 彼は、もういない…」 シーンとする。マイケルがちょっと涙ぐんだ。そして、しばらくしてゆったりした「ラヴズ・トレイン」が始まった。
ルイスは、「カリフォルニア1」を始め、多数のコン・ファンク・シャンのヒット曲をメンバーたちと書き、それらのドラムスを担当し、コン・ファンク・シャンのサウンドの屋台骨となった人物だ。彼は1997年6月25日、アトランタ郊外の友人のアパートにいたところ、そこに侵入してきた強盗に殺害された。45歳という若さだった。
「ラヴズ・トレイン」が終わり、そして、フェルトンが「こんな風景を想像してほしい。太平洋沿いの道をまっすぐ南に向かっていく…」といった定番ナレーションから始まる「カリフォルニア1」へ。観客がサビの「カ~~リフォ~ニャワン」を大合唱。再度「ファン」をやって一度、引っ込み、アンコールはもう曲がないのではないかと思ったら、「スロウ・イット・アップ」をもって来た。この手のバンドは、まちがいない。
大増量、大燃焼、大満足の一夜だった。
昨年(2007年)1月に続いてのコン・ファンク・シャン9度目の来日。歌と踊りのエンタテインメント。バンドがかっこいい演奏を聴かせ、クールな動きを見せ、しっかりした歌を披露する。1970年代に活躍した「セルフ・コンテインド・グループ(自給自足グループ=自分たちで作詞作曲演奏歌まですべて行うバンド)」の王道を行くコン・ファンク・シャン。昨年見たファンはほとんど9割以上リピートしているのではないか。昔からのソウル好きがこの夜も集まり、ほぼ満員になった。
冒頭のダンス・ナンバー・メドレーは、振り付けもあり、完全に観客をコン・ファンク・シャンの世界に引きずり込む。イントロからフロア総立ちだ。ドラムス、ギター、ベース、キーボード、トランペット、サックス、パーカッション、トロンボーンの8人。内ヴォーカルはギターも担当するマイケル・クーパーとトロンボーンも担当するグループ・リーダー格フェルトン・パイレート。この夜はマイケルのソロ曲も多く歌われた。
ショウ後半、マイケルが言う。「日本のオーディエンスは世界一だ。みんな本当にソウル・ミュージックを愛しているよね。ここにはたくさんのソウル・バーがある。さて、次の曲は一度もシングルになったことはないんだけど。どのアルバムだったかな…。あ、そうだ、『トゥ・ザ・マックス』だった」 すると、客席からすぐに『トゥ・ザ・マックス』のアナログLPがでてきた。そこに映ったメンバー写真のひとりを指差し、マイケルは言った。「ナンバー・ワン・ドラマー、ルイス・マッコール! 彼は、もういない…」 シーンとする。マイケルがちょっと涙ぐんだ。そして、しばらくしてゆったりした「ラヴズ・トレイン」が始まった。
ルイスは、「カリフォルニア1」を始め、多数のコン・ファンク・シャンのヒット曲をメンバーたちと書き、それらのドラムスを担当し、コン・ファンク・シャンのサウンドの屋台骨となった人物だ。彼は1997年6月25日、アトランタ郊外の友人のアパートにいたところ、そこに侵入してきた強盗に殺害された。45歳という若さだった。
「ラヴズ・トレイン」が終わり、そして、フェルトンが「こんな風景を想像してほしい。太平洋沿いの道をまっすぐ南に向かっていく…」といった定番ナレーションから始まる「カリフォルニア1」へ。観客がサビの「カ~~リフォ~ニャワン」を大合唱。再度「ファン」をやって一度、引っ込み、アンコールはもう曲がないのではないかと思ったら、「スロウ・イット・アップ」をもって来た。この手のバンドは、まちがいない。
大増量、大燃焼、大満足の一夜だった。
■過去記事
January 11, 2007
Con Funk Shun Live:Band Is So Tight
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_11.html
前回ライヴ評。
January 14, 2007
Con Funk Shun: California 1 Is Number 1
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_14.html
「カリフォルニア1」は、国道1号線。
January 19, 2007
Con Funk Shun: Came To Japan 8 Times
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_19.html
コン・ファンク・シャン来日履歴研究。
■メンバー
コン・ファンク・シャン
Michael Cooper(vo,g), Felton Pilate(vo,tb), Karl Fuller(tp,vo), Ronald Moton(sax,vo), Kurt Clayton(key,vo), Eric “EQ” Young(b,vo), Carlos Sargent(ds), Dale Chung(per)
■セットリスト コン・ファンク・シャン
Setlist : Con Funk Shun @ Cotton Club, March 24, 2008
[compiled by yoshioka.masaharu – the soul searcher]
show started 21:34
01. Intro (A riff of “Ffun”)
02. Chase Me
03. Shake And Dance With Me
04. (Let Me Put) Love On Your Mind
05. Steppin To A Love Song (Felton)
06. Straight From The Heart
07. Got To Be Enough
08. Confunkshunize Ya — Serpentine Fire
09. Baby I’m Hooked (Right Into Your Love)
10. By Your Side
11. To Prove My Love (Michael Cooper Solo)
12. Dinner For Two (Michael Cooper Solo)
13. Too Tight ~[A riff medley of “Dance To The Music”, “Mustang Sally”, “Dazz”, “Papa Was A Rolling Stone”, “Give It To Me Baby”, “For The Love Of Money”, “Skin Tight”, “I’ll Take You There”, “And The Beat Goes On”, “Do I Do”, “Boogie Oogie Oogie”, “Sun Goddess”, “Bad Boy”]~Too Tight
14. Candy (Part of) (Michael)
15. Your Love Is So Crazy (Part of)?? (Felton)
16. Ffun (Part of)
17. Ms.Got-The-Body
18. Love’s Train
19. California 1
20. Ffun (Full Version)
Enc. Throw It Up, Throw It Up
Show ended 23:22
(2008年3月24日月曜、丸の内コットンクラブ=コン・ファンク・シャン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Con Funk Shun
2008-47
January 11, 2007
Con Funk Shun Live:Band Is So Tight
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_11.html
前回ライヴ評。
January 14, 2007
Con Funk Shun: California 1 Is Number 1
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_14.html
「カリフォルニア1」は、国道1号線。
January 19, 2007
Con Funk Shun: Came To Japan 8 Times
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200701/2007_01_19.html
コン・ファンク・シャン来日履歴研究。
■メンバー
コン・ファンク・シャン
Michael Cooper(vo,g), Felton Pilate(vo,tb), Karl Fuller(tp,vo), Ronald Moton(sax,vo), Kurt Clayton(key,vo), Eric “EQ” Young(b,vo), Carlos Sargent(ds), Dale Chung(per)
■セットリスト コン・ファンク・シャン
Setlist : Con Funk Shun @ Cotton Club, March 24, 2008
[compiled by yoshioka.masaharu – the soul searcher]
show started 21:34
01. Intro (A riff of “Ffun”)
02. Chase Me
03. Shake And Dance With Me
04. (Let Me Put) Love On Your Mind
05. Steppin To A Love Song (Felton)
06. Straight From The Heart
07. Got To Be Enough
08. Confunkshunize Ya — Serpentine Fire
09. Baby I’m Hooked (Right Into Your Love)
10. By Your Side
11. To Prove My Love (Michael Cooper Solo)
12. Dinner For Two (Michael Cooper Solo)
13. Too Tight ~[A riff medley of “Dance To The Music”, “Mustang Sally”, “Dazz”, “Papa Was A Rolling Stone”, “Give It To Me Baby”, “For The Love Of Money”, “Skin Tight”, “I’ll Take You There”, “And The Beat Goes On”, “Do I Do”, “Boogie Oogie Oogie”, “Sun Goddess”, “Bad Boy”]~Too Tight
14. Candy (Part of) (Michael)
15. Your Love Is So Crazy (Part of)?? (Felton)
16. Ffun (Part of)
17. Ms.Got-The-Body
18. Love’s Train
19. California 1
20. Ffun (Full Version)
Enc. Throw It Up, Throw It Up
Show ended 23:22
(2008年3月24日月曜、丸の内コットンクラブ=コン・ファンク・シャン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Con Funk Shun
2008-47