博物館。
60年代から70年代にかけてのソウル・ミュージック・シーンを席巻した二大レーベルと言えば、北のモータウンと、南のスタックスです。テネシー州メンフィスに60年頃からスタートしたスタックス・レコードはオーティス・レディング、ルーファス・トーマス、アイザック・ヘイズなどさまざまなアーティストを輩出しました。
そのスタックス・レコードのスタジオがあったところが、新たにスタックス・ミュージアム(博物館)として、来る2003年5月2日正式に一般にオープンします。
926イースト・マクレモア・ストリートにあった建物は、元々映画館でした。それをスタックス創始者であるジム・スチュワートと、エステル・アクストンの兄弟がここにスタジオを作ったのです。どこの映画館にもあるマーキー(歩道にせり出した看板。その日の出し物、アーティスト名などが書いてある)が、非常に特徴的です。
ここにあった建物を一度壊し、更地にして、新たな建物を作り、これをスタックス・ミュージアムとして再オープンします。当初は今年の2月オープンの予定だったそうですが、若干遅れて、5月2日のオープンとなります。
詳細はhttp://www.soulsvilleusa.com
入場料は大人9ドル。スタジオ、レコード、楽譜、写真、楽器などが展示されます。
モータウンのスタジオも、今では「モータウン・ミュージアム」となって一般に公開されていますが、これで、モータウン、スタックスと60年代に一世を風靡した両レーベルのスタジオがどちらも博物館となります。
一度、スタックス・ミュージアムに、ソウル・サーチンの旅に行きたいですね。