アンプラグド。
昨年(2002年)第二弾アルバム『スリッカー・ザン・ユア・アヴェレージ』をリリースし、日本でもかなり人気になっているクレイグ・デイヴィッドがプロモーションで来日中です。
MTVジャパンのテレビ番組「ワールド・チャート・エキスプレス」の収録にクレイグは登場しました。インタヴューを受け、一曲「ヒドゥン・アジェンダ」をギタリストとともに歌いました。これは、以前日記にも書いたように、アルバムの中でも僕がもっとも気に入った曲ですが、彼はこれをアコースティック・ヴァージョンで披露しました。「ヒドゥン・アジェンダ・アンプラグド」といったところです。なかなかいい感じです。ふと気がついたのですが、彼の声ってとっても特徴的。ただ単にいいというより、むしろ、かなり印象に残る声と言えます。フルバンドでも聞きたいと思いました。番組は4月18日放送予定。
「ヒドゥン・アジェンダ」に続く第三弾シングル「ライズ・アンド・フォール」では、スティングの曲をサンプリングしていますが、これは映画『レオン』に使われて知ったそうです。「この曲のデモを送ったら、スティング本人が気に入ってくれて、何かできることはないか、ということになり、結局、この録音にスティング本人が参加してくれた」と彼は言います。すでにビデオは収録し終わっており、まもなくこのプロモーション・ビデオ、日本でも公開されるようです。
今まで見た中でもっとも印象に残ったライヴは何か、と問われ、彼は「テレンス・トレント・ダービーだよ。彼のパフォーマンスは、CDの何百倍もすばらしかったよ」と答えました。
クレイグは、なかなかのナイスガイ。よく回りに気を使い、しかも、誰とでも気軽に話をしていました。今回の日本プロモーションツアーには、イギリスの雑誌が密着取材をしていました。