精算。
さてさて、今日の「ソウル・ブレンズ」内「ヤマノ・ミュージック・ジャム」(インターFM76.1=午後1時半から1時50分)のコーナーでは、ジョー・サンプルの『レインボウ・シーカーズ』をご紹介しますが、その前に、しっかりと先週までに予想したグラミー賞の検証をしたいと思います。
とはいうものの、検証といっても、マーヴィンたちに、「ほら、どうだ」と若干鼻高々で自慢するだけの話ですが。(笑) しっかり、精算してもらいましょう。(笑)
一方、ジョー・サンプルですが、このコーナーでいわゆるフュージョンものを紹介するのは、初めてです。『レインボウ・シーカーズ』はご存知のとおり、ジョーの78年のソロ第一弾。ジョーは、ジャズ/ファンク/フュージョン・グループ、クルセイダーズのキーボード奏者です。クルセイダーズの活動と同時に、ピアニストとしてソロ活動もしている人です。
で、このピアノソロが非常にいいです。僕のフェヴァリット・キーボード奏者ベスト3にはいります。このアルバムには、超有名な「メロディーズ・オブ・ラヴ」が収録されています。この曲は、ジョーの名刺代わりの一曲ですが、あまりに有名になって人気となったため、歌詞がつけられ、歌入りのヴァージョンまでできました。
それが、When The World Turns Blueというタイトルになって、まずメリー・クレイトンが録音しました。そして、99年にはジョー自身も、レイラ・ハザウエイで録音しています。まあ、この曲を元々好きな人は、歌なんかないほうがいい、と言いきるのですが、僕はこの歌入りと歌なしは、まったく別物と考えるようにしています。そういう意味ではどちらもいい曲です。
ジョーに関しては、ライヴ評でもとりあげています。99年のレイラとのライヴについて。
https://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/sample19990608.html
2002年4月のライヴについて。
https://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/joe20020409.html
まあ、ふだん、ソウルばかり聞いていると、たまにこういうのが聞きたくなります。というわけで、しばし、なごみの20分をどうぞ。