【竹上良成ライヴ】
都会的。
サックス奏者竹上さんのリーダーライヴがあり、そのゲストにエジプト帰りのガッツが登 するというので、急遽ブルースアレーに顔を した。もともとブルースアレーには、今日、ガッツのライヴで行く予定 ったので、2連荘になる。サックスの竹上さん、トランペットの小林さんはガッツの昨年の横浜モーション・ブルーでのメンバーでもあり、翌日も同じステージに立つ。
竹上さんのグループは、ーズ・ジャ というバンドで、すでに一度ここでやっていたという。僕は初めて聴いたが、なかなかグルーヴしているバンドで驚いた。ちょっと都会的に洗練されたフュージョン、ファンク、ジャズなどをミックスした感じのサウンド。なによりドラ ス江口さんとベースの小松さんが醸し出すグルーヴはひじょうに気持ちいい。インスト曲が心で、曲によってはスティーリー・ダンを思わせるような洗練・職人サウンドを聴かせたりする。
そして、ガッツが登 してヴォーカルを披露すると、また一挙にソウルフルな世界に。ファーストで4曲目に登 したガッツ、何をうかと思えば、なんとビル・ラバウンティーの「リヴィン・イット・アップ」。1982年のヒットで、日本でいうところのAOR(アダルト・オリエンテッド・ック)の作品。(ちなみに、アメリカでは同種の音楽をAC(アダルト・コンテンポラリー)と呼び、AORというと一般的にはアルバ ・オリエンテッド・ック=例えば、レッド・ゼッペリンなどのアルバ で聴かせるックを指す 合が多い) ビル自身がブルー・アイド・ソウル的ニュアンスがあるので、ガッツの声ともよくあっていた。これは、竹上さんがどうしてもガッツにってもらいたいというリクエスト ったという。こんな曲が生で聴けるとは思ってもいなかったので、嬉しかった。この路線ならついでに、ファイナス・ヘンダーソンの作品などもいいかもしれない、と思った。
他にガッツはジョージ・ベンソン・ヴァージョンで「フィール・ライク・メイング・ラヴ」やグーヴァー・ワシントン、ビル・ウィザースの「ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス」(竹上・サックス完璧コピー・パート含む)などもった。
竹上さんの司会で、ガッツを指して「ソウル・シンガーというより、ちょっとヘヴィメタ風でしょう」と言うと、観客から否定的な「え~」という声。すると、「ヘヴィー・・・メタボリック系で・・・でしょ」と、ネタをふってきた。(笑) しばし、メタボリック・ネタで盛り上がった。
ガッツは今日再びブルースアレーに登 。今回はフルバンドでカーティスやアイズレーなどのソウルのカヴァー特集です。楽しみ。
メンバー 竹上良成 ROSE JAM
(Sax)竹上良成 (Tp)小林弘 (B)小松秀行 (Ds)江口信夫 (Key)草間信一 (G)高山一也 (Per)坂井“Lambsy”秀彰 (Vo/G)GATS
Setlist : Takegami Yoshinari, Rose Jam @ Blues Alley, May 8th, 2007
セットリスト 竹上良成 ーズ・ジャ ブルースアレー
First Set
show started 19:41
01. New Sidewinder (Side Binder)
02. Warm
03. Fever
04. Livin’ It Up (Gats) (Bill Labounty)
05. Feel Like Making Love (Gats) (George Benson version)
06. Blue Nail
show ended 20:47
Second Set
show started 21:14
01. Shelly
02. 十人十色
03. Just The Two Of Us (Grover Washington Jr. featuring Bill Withers) (Gats)
04. ありがとう (Gats)
05. Blossoms Snow
Enc. Speed Ball
show ended 22:28
(2007年5月8日火曜、目黒ブルースアレー=竹上良成 ーズ・ジャ ・ライヴ、ゲスト・ガッツ)
ENT>MUSIC>LIVE>Takegami, Yoshinari Rose Jam featuring Gats
2007-55
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