Azymuth

タイムマシン。

アジムス、というグループはなんとなく存在は知ってました。70年代後期にフュージョンぽいインスト・アルバムを出していて、うちにも2枚ありました。ファンタジー傘下のマイルストーンからのもので、79年と81年発表の作品でした。

もちろん、今回マルコス・ヴァーリのバックを演奏することで初めてみたわけですが、マルコスが登場する前約40分ほど彼らだけの演奏がありました。まあ、いわば前座ですね。

彼らが音を出した瞬間、タイムマシンに乗って70年代後期あたりに飛ばされたような錯覚に陥りました。全体的なサウンドが、まさに70年代フュージョンだったのです。

でも、現在は、ほら、打ち込み全盛でしょう。だからこのいなたいバンドも、とっても新鮮に聞こえるわけです。そして、やはり、生身のミュージシャンが実際に楽器を演奏しているという事実がすばらしく感じられるのです。

今、81年の彼らのアルバム『テレコミュニケイション』を聞きながら書いています。彼らはブラジル出身なのですが、それほどブラジルっぽさを前面にはだしていません。もちろん、それっぽいところはあるんですが。

30年以上も、同じメンバー3人で演奏しつづけています。継続は力なりを地で行くグループです。また、変化しないことも美しい、ということを見せてくれるグループです。

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