めぐり逢い。
今週アップした「車窓を奏でるメロディー」の第一回を飾ったのはグラディス・ナイト&ピップスの「夜汽車よ、ジョージアへ」です。
https://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g01.html
で、その曲を含むアルバムが、73年の「イマジネーション」という作品です。これは、グラディスのベストとも言われる傑作ですが、実にいい曲が収められています。
そのうちの一曲がこのダイアリーのタイトルにした「ベスト・シング・・・」です。これ、邦題が「めぐり逢い」とついています。う~~ん、なかなかいいかもしれません。
「あなたは、私の人生に起こった最高のもの」という歌です。いい曲だあ。そして、グラディスの熱唱。これこそ、ソウル。歌がうまいなんてものではありません。彼女はこの瞬間見事なストーリーテラーになっています。
「もし誰かが私にライフストーリーを書いてくれるならば、私の痛みと栄光のすべての行間に、なにをおいても、あなたが登場するわ」
このラインが大好きです。そして、グラディスの自伝の副題にもこのラインが使われています。一生に一度でも、そんなことを言える人にめぐり逢えたら、なんと素敵なことでしょう。
彼女の来日コンサートは、今でも覚えています。確か75年、中野サンプラザでした。ちっちゃいんですよね、彼女。160センチとか、165センチくらいじゃないかなあ。でも、存在感はすごい。
いずれ、グラディスのソウル・サーチンも書いてみたいですね。
PS この曲11月3日の「バーバーショップ」の最後のバラード群の中でかかります。もちろん、しっかり最後の最後まで、フェードアウトせずに。