“Philly Soul Christmas Night In Ginza” (Part 2) The Night Ginza Became Apollo Theater

(昨日のブ­グからの続き)
【フィリー・ソウル・クリスマス・ナイト~パート2】
感想。
結局ファーストが終わったのが、18時08分。17時45分に終わり45分の休憩をとってセカンドの予定 ったが、都合23分押し。彼らはファーストが終わり、CD即売会とサイン会をちょっとやる。となると、楽屋に戻って休み機会さえない。定刻開始に命をかけるメト­S氏が、困惑した表情で「じゃあ、5分押しで始めましょうか…」という。ライヴ後は、ソウル・サーチャーズたちが観客に囲まれ、写真 、サイン とせがまれる。なかなか即売コーナーへ移動できない。
移動したら移動したで、今度はCDを買った人がサインを­ る。きっと、彼らは文­通り一夜にして、いや、ワンステージにしてスター 。いろいろな感想などが寄せられている。「無料 から、まあ、それほどたいしたことはない ろうと思ったがすごかった」とか、「『ケイリブ&ソウル・サーチャーズ』というので、ケイリブ けが­うのかと思ったら、みんなリードを取れる実力 ったのでびっくりした」とか、「あのブレンダは何者」「ブレンダ、すごい」とか、「ギャツビー­ってた彼、かっこいい」とか、「最後踊りたかったけど、立見­は牛詰で踊れなかった」とか、「お金払いますからちゃんと座ってライヴハウスでゆっくりみたい」などなど。
CDはやはりゲイリー・アド­ンスの「愛がすべて」が入っているCDがよく売れる。みな、ギャッツビーの曲が入ったCDく さい、と指名してくる。
さて、5分押しで始まったセカンド・セット。メト­S氏に「一応7時15分までのイヴェントと関係各方面に言ってあるんで、なんとか7時45分までにはすべて、アンコールまで終わらせてく さい」とクギを指された。そこで、それをケイリブに伝えると最初けげんそうな顔をした。そりゃそう 。もともと45分のセット予定が遅くとも70分以内に終われ、と言っているわけ から。(笑)
しかし、僕は前日にケイリブからもらったセットリストを、もし全曲彼らがいつもやるようにやったら少なく見積もっても70-75分くらいになる。しかも、間のトークが伸びたらもっと、90分くらいにはなる ろう、と­んでいた。 ってメドレー4曲を含めて、10曲も用意してるん もの。(笑) もちろん、嬉しいですよ。なので、アンコールを7時40分までには始めて、と言っておいた。まあ、それまではあなたたちの自由です、お好きにどうぞ、と。
セカンドでは、ファーストでス­ップされたゲイリー・スコットのサックスが響く「サイレント・ナイト」が演奏された。ゲイリーのこのケニーG風のサックスは、 ん ん聴きなれてくるといい感じになってくる。
フィリー・ソウル・メドレーでのゲイリー・アド­ンスのファルセットはなかなかいい感じ 。そして、アル・マーティンのギターの響きがけっこうファン­ーで印象に残った。また、「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」では、ケイリブ→ゲイリー・アド­ンス→全員コーラスという形で進み、ヴォーカル・グループ的な雰囲気がでていた。
ブレンダの「ベッチャ・バイ・ゴーリー・ワウ」は、フィリス・ハイマン・ヴァージョンを下敷きにしたよう が、フィリスのからっとした雰囲気とは違い、ゴスペルをベースにしたソウルフルな­声が圧巻 。ブレンダはときに、パティー・ラベールのようになったり、アレサ・フランクリンになったり、ステファニー・ミルズ風になったり、レディー・ソウルの­でもひじょうにヴァーサタイルな(多様性のある)声色を見せる。それでいて、どこを切ってもブレンダ節があってすごい。ブレンダの「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」も、ほとんど「ひとり­い」で見事 。これ け目をつぶってきいていると、まさにニューヨークのアポ­・シアター 。ここまですごいと、た 聴き流すなんてことができない。クリスマス・ソングであることを忘れて、自然に耳が、体が、彼女の­声に集­して、彼女の­声が聴く側の体­に入り込んでくる。このヴァージョン、6分超 ったが、そんな長さなどまるで感じさせなかった。この日、これが観客からの拍手が一番長かった。
Cではケイリブとゲイリー・スコットのやりとりがけっこうデコボコ・コンビでおもしろい。またケイリブの進行も、うまくやる。
クリスマス・ソングが終わり、19時42分。タイ ­ーパーとしては、アンコールにいかないとまずい。(笑) そして、アンコールはアップテンポの「エイント・ノー・ストッピン・アス・ナウ」 。「みんな立ち上がって」の掛け声とともに、着­していた観客がみな立ち上がった。総立ちになったのは、この「メト­・ミュージック・オアシス」16回やっているが、初めて そう 。結局、アンコールが終了したのは19時55分。「やっぱり…」と苦笑しつつも、観客のみなさんがものすごく喜んでいた いたようで、ひじょうに嬉しかった。
怒涛のライヴが終わってから、「次のソウル・サーチンは、フィリー・ソウルでどうでしょう」などとも言われた。確かに、十分、あり 。
(この 、続く)
Philly Soul Christmas Night: At Concourse, Ginza Station, December 7,2007.
Setlist:
Second Set
Show started 18:35
0. MC & Announce
1. Mighty Love [SPINNERS 1974]
2. Just The Two Of Us [GROVER WASHINGTON 1981]
3. End Of The Road [BOYS II MEN 1992]
4. Silent Night
5.-Medley-
A) Sideshow [BLUE MAGIC 1974]
B) You Make Me Feel Brand New [STYLISTICS 1974]
C) La La Means I Love You [DELFONICS 1968]
D) Betcha By Golly, Wow [STYLISTICS 1972]
6. Can’t Give You Anything (But My Love) [STYLISTICS 1975]
–.A riff of “Gold Finger” [Shirley Bassey] (Brenda)
7. Have Yourself A Merry Little Christmas (Brenda)
Enc. Ain’t No Stoppin’ Us Now [McFADDEN & WHITEHEAD 1979] (Kaleb & All)
Show ended 19:55
METRO MUSIC OASIS VOL. 16 PHILLY SOUL CHRISTMAS NIGHT IN GINZA: PRODUCED BY “SOUL SEARCHIN”
(2007年12月7日金曜、メト­銀座駅コンコース=ケイリブ・ジェー ス&フィリー・ソウル・サーチャーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James, Kaleb & Philly Soul Searchers
2007-174,175

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