【サウンズ・オブ・ブラックネス・ライヴ】
集合体。
日本に何度もやってきているミネアポリス出身の大型ゴスペル・ソウル・ファンク・グループ、サウンズ・オブ・ブラックネスが今回は本木ミッドタウン、ビルボード・ライヴへ登 。1991年のジャ &ルイス・プデュースのデビュー作『エヴォリューション・オブ・ゴスペル』の後、1994年に初来日して以来ほぼ毎年のように来日している。確な来日回数はもはやわからなくなった。さすがに毎年見ているわけではないが、前回見たのは新宿の厚生年金 ったか。やはり、こうした小箱で見ると 別 。本国では最大40人以上の大所帯にもなるゴスペル・クワイアーでもある。
グループ名はそのまんま、「黒さのサウンド」、「黒っぽいサウンド」を意味する。黒人音楽のルーツを大切にし、そうしたルーツにつながる音楽をすべて包括して自分たちの音楽として披露する。かつて、レコード会社がこのグループ名を「サウンズ・オブ・ミュージック」に変えてくれたら契約してもいい、といった話をもってきたが、リーダーのゲイリー・ハインズは、きっぱりとった。もちろん大解である。
今回の来日は7人のバックバンド(ドラ ス、ベース、パーカッション、ーボード2、トランペット、トンボーン)に7人のコーラス隊、計14人の小規模編成。小規模といっても、十分迫力があり、その声のパワーに圧倒される。彼らの 合、ゴスペルといってもかなりコンテンポラリーなR&B、ジャズの要 も含めるのでひじょうに親しみ易い。また、まったく説教ぽいところがないのも純粋にた 音楽を楽しめてひじょうにいい。
7人のヴォーカリスト、それぞれすごい迫力なの が、おもしろいことにこのに一人のスターも作らずに、全体のユニットでひとつのサウンドを作るというところが興味深い。そのシステ にちょっと劇団四を思い浮かべた。きけば、四はひとりもスターはいらない、逆にみんながスター、そういう方針でやっているらしい。ひとりが目立つ必要はない、ということ 。その代わりトータルなパッケージ、集合体で圧倒する。
それにしても、声の物量作戦で聴く者を圧倒するところは、実に見事。これなら彼らのことを知らない人が初めてライヴを見に来ても、仮に曲を知らなくても、みな楽しめる。
ワシントンDCの「ゴー・ゴー・サウンド」調の曲まであって、のりのりになった。また最後の「オプティミスティック」では、スライの「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」に続けてなんと「上を向いてこう」を日本語でいきった。さらにここから「ープ・ユア・ヘッド・トゥ・ザ・スカイ」( を空に向けつづけよう)へ。メッセージは前曲と同じ 。
メンバー
ゲイリー・ハインズ/Gary Hines(Musical Director, Keyboards)
ビリー・スティール/Billy Steele(Assistant Director, Keyboards, Vocals)
テレンス・フライアーソン/Terrence Frierson
ジェフリー・ジョーンズ/Geoffrey Jones
バート・エドワーズ/Robert Edwards
パティー・レイシー/Patty Lacy
ユランダ・ランボー/Yulanda Rambo
アンドレア・トリビット/Andrea Tribitt
ャリー・ハリントン/Carrie Harrington
ラリー・シ ズ/Larry Sims(Trumpet)
ホアン・ナヴァーー/Juan Navarro(Trombone)
マーク・ハインズ/Mark Haynes(Bass)
ブランドン・コモドアー/Brandon Commodore(Drums)
ダリル・ブードー/Daryl Boudreaux(Percussions)
Setlist : Sounds Of Blackness @ Billboard Live, December 1, 2007
セットリスト サウンズ・オブ・ブラックネス ビルボード・ライヴ
show started
01. The Pressure
02. Goin’ All The Way
03. Everything’s Gonna Be Alright
04. Try
05. Unity
06. Kings & Queens
07. Time For Love
08. Black Butterfly
09. Spirit
10. I Believe
11. We Are The Drum
12. Optimistic (A riff of Dance To The Music, Ue O Muite Arukou, Keep Your Head To The Sky)
Enc. Hold On Jesus Is Coming
Show ended 19:14
(2007年12月01日土曜、本木・ビルボード・ライヴ=サウンズ・オブ・ブラックネス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sounds Of Blackness
2007-170
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