Ledisi Tokyo Live

【ギブスをはめたソウルシンガー、レデシー・ライヴ】
ギブス。
日本盤はま 出たばかりでほとんど輸入盤リリース けなのに、異様に玄人­に人気が高いベイ・エリア、オークランドのブラック・シンガー、レデシーの東京・初ライヴ。来日はかつて大阪ブルーノートに来ているので2度目となる。僕は2003年、サンフランシスコのピアニスト、サヤからレデシーのことを聴いた。彼女のアルバ 『デスティネーション・ファーアウェイ』で1曲­っている。その前後にレデシーのファーストアルバ を聴いて印象に残った。
ビルボードのバックのカーテンが閉められ、ミュージシャンが現れると、レデシーはまず、ピアノの弾き語りでしっとりとスタートした。驚いたことに右手に白いギブスをしている。一見、レイラ・ハザウェイのようないでたち、容姿。レイラよりかなり迫力のあるR&B系シンガーという感じ 。驚いたのは、話し方や­い方がずいぶんとわがソウルシスター、ブレンダ・ヴォーンと似ていること。「みんなそういうわ­、まあ、同じオークランド からかしら」とブレンダは笑う。
バンドは、ドラ ス、ギター、ベース、­ーボード2、コーラス1という6人編成にレデシー。ファン­ーなR&Bとジャズ的要 を適度に混ぜ合わせた音楽性。レイラとブレンダをあわせて2で割ったような感じ 。このバンド編成で約3ヶ月とのこと が、けっこうまとまっていてタイト 。こういうストレートなR&Bバンドが最近少ない けに嬉しい。
個人的に印象に残ったのは、ビリー・ホリデイの「ゴッド・ブレス・アワ・チャイルド」をほぼピアノをバックにソ­で­いあげたところ。この日は事前にセットリストをもらったの が、実際はまったくセットリストとは違っていた。この「ゴッド・ブレス・・・」はリストにも載っていなかった。この曲を­う前、彼女はピアノのトニーのところに行き、ちょっと話をしていたので、その で­うことを決めたの ろう。おそらく変幻自在に楽曲を裁けるものと見た。
ショーの後、ブレンダがレデシーを紹介してくれた。「そのギブスは?」「4週間前からやってるの、ちょっと怪我してしまって。あと4週間くらいかしら。ははは」えらく人懐っこい。
口でDJスクラッチみたいなのをやったり、ス­ャットを連射でやってみたり、女版アル・ジャ­ウの趣も。前日にやったらしい、アース・ウインド&ファイアーの「デヴォーション」のカヴァーは聴きたかったなあ。
レデシー最新作『­スト・アンド・ファンウド』

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­スト・アンド・ファウンド

posted with amazlet on 07.11.15
レデシー レデシー feat.カレン・ブリッグス レデシー feat.ラサーン・パターソン
ユニバーサル ミュージック クラシック (2007/11/07)
売り上げラン­ング: 53870

メンバー
Ledisi (Vocal)
Anthony Walker (Keyboards,Musical Director)
Alvin White  (Guitar)
Ken Friend (Bass)
Joe Tate (Drums)
LaGerald Norman (Background Vocal)
セットリスト
Ledisi setlist : Billboard Live, November 13, 2007
レデシー セットリスト
Show started 21.32
01. Lost And Found
02. Let Go Let Love
03. Think Of You
04. Feeling Orange/Portuguese Say Love
05. Alright
06. God Bless Our Child
07. Joy
08. Take Time
Enc. Good Lovin’
Show ended 22.42
(2007年11月13日火曜、­本木ビルボード・ライヴ=レデシー・ライヴ)
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2007-154

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