【フィラデルフィア展・今日から】
解説。
『フィラデルフィア美術館展』東京展が10月10日から始まる。その内覧会が9日、上野の東京都美術館で行われ、今回は「フィリー・ソウル・サーチャーズ」の関係もあって、足を運ん 。
上野の森は、いくつか博物館があって、徳川展をやっている国立博物館に行ってしまった。少し遅れて入るとものすごい人 かり。司会者と美術館関係者がいくつかのやりとりをした後、今回のイメージャラクター、檀れいがマティスの「青いドレスの女」を彷彿とさせるドレスで登 。
その後、「ソウル・サーチン」でコメンテーターも務める岡伸さんとともに作品を見る。音声ガイドも借りて、それを聴きながら行こうということになった。岡さんは、自分が絵を書いたり、デザインをしたりするアーティストでもあるが、とあるカルチャー・センターで美術史などを教えている先生でもある。
そこで、 路にしたがって、作品を見始めると岡さんがいろいろと説明してくれる。それがけっこうおもしろい。
たとえば、ある時期から絵の具がハンディになって、外に持って出られるようになった。それによって画家はそれまで室内でしか描けなかったが、外に出て描けるようになった。「つまりウォークマンが登 して音楽が戸外に出たのと同じことが起こったんです」とか、画家の誰と誰が仲がいい、とか、仲が悪い、とか。この画家は金持ちからの支持が厚くけっこう裕福な生活ができた、とか、逆にこの画家は画家仲間からはものすごく評価されていたが、一般からは全然評価されていなかったので貧しかった、とか。これはその後のュービズ に影響を与える原点になった、とか。彼はオリジナル が、そのフォワーの彼のほうが人気がでてしまった、とか。彼らは、当時の絵の世界ではかなり異端で、けっこうプリンスみたいな在 ったんですよ、とか言われると、急に親しみがわく。
そんな解説を受けながら、見ていると「フィリー・ソウル・ナイト」でお世話になったメトS氏登 。これこれしかじかと説明すると、「じゃあパワーポイントとか使って、一点に一口ャッチかなんか言ってもらって、紹介するなんて、イヴェントの合間にいいかもしれません。『これは、 れそれの最高傑作、必見!』とか」。う~~ん、いいアイデアかも。
近代絵画史みたいなものが、ひじょうにおもしろく解説された。こういう話を聴きながら、絵画を見ると興味も広がる。あるいは、「岡先生と見る『フィラデルフィア美術館展』」なんていうのもおもしろいかもしれない。(笑) き始めて閉館の6時すぎまでに、2時間弱、作品点数の半分くらいまでしか進まなかった。この続きは、また後日、ということになった。
「フィラデルフィア美術館展」オフィシャルサイト
http://www.phila2007.jp
ENT>ART>Philadelphia Museum of Art Exhibition
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