【『フィリー・ソウル・ナイト』ショーが終わって】
3枚。
メト・ミュージック・オアシス第13回『フィリー・ソウル・ナイト』が終わって、その現 では、「フィラデルフィア美術館展」の前売り券の販売と、アーティスト3人のCD販売がなされた。お客さんが一番聞いてくるのが、「彼らのもので、今、った曲が入っているCDをく さい」というもの。しかし、フィリー・ソウル・サーチャーズのCDはない。しばらく前に主催者メトから、打ち合わせで、ここでいいライヴを見せるとアーティストのCDが飛ぶように売れますよ、と言われていたので、これはなんとかしないとと思っていた。
そこで、妙案を思いついた。前日に7時間ほど全員でリハーサルをするが、そのからいい出来のものを8曲くらい録音して、一晩でCDを焼いて現 で売る、というアイデア 。100枚限定盤。もちろん、5人全員の合意がなければやらないが、それぞれに聞くと、「いい出来なものをやるなら、それも悪くないか・・・」くらいの反応が戻ってきた。
そのためには、事前にジャケットデザイン、CD盤面印刷をしておかなければならない。それは一週間前に終わらせておくとして、リハからいいテイク けのマスターが出来るのは前日の夜10時 とすると、帰ってから、1時間に10枚CDを手作で焼いたとしても100枚焼くのに10時間かかるではないか。その計算をしたところで、これは絶対無理 ということになって、あえなく没になった。1週間くらい前に、マスターができていれば、者に むこともできたの が・・・。ま、リハをCDにしてしまうというのがそもそも無理な話 が・・・。(笑)
というわけで、フィリー・ソウル・サーチャーズの即CDは幻に終わったの が、ケイリブ、ゲイリー、グリニスがそれぞれ自分のCDを出しているので、それらを即売することになった。グリニスのは8月にできた『ブラック・アイス』、ゲイリーのはほんの数日前にプレス工 から来たできたてホヤホヤの最新作『ゴッド・イズ・エヴリホエア』。(いずれ、どちらも改めて紹介します) ケイリブは2-3年前に作ったものが再び登 。各2500円。グリニスはちゃんと、CDをいれるケースもあり、自分の写真も盾にいれてディスプレイも完璧。う~~ん、これはアピールする。
買った人には、3人がサインをするの が、すぐに人 かりができた。おそらく普段はCDショップに行かないような人も多かったの ろう。
そして、こんなやりとりは、普段は絶対に聞かれない。最高におもしろかった。気のいいおばちゃん風が尋た。「このCDはおいくら?」 係りの者がえる。「2500円です」 おばちゃん。「3枚で?」 スーパーの安売りじゃないぞ。(笑)
しかし、今度即売会をするときには、3枚全部買ったら7500円のところを6000円にします、とかしたりしたほうがいいの ろうか。(笑) 一説によると、おばちゃん向けには1980円とか、2480円とかがいいらしい。売るほうは小の清算がめんどうになるの が・・・。
即売会が続く、会 は撤収作が続いている。お客さんからは、彼らは定期的にライヴをやっていないのか、次はどこで見られる、といったことを何度も聴かれた。ミュージシャンたちはサインなどが終わると控え室に戻る。そして、一息ついて軽い打ち上げをしようということで、近くに移動。
その移動途、構内のポスターに沢尻エリカが っているものがあった。それを見たケイリブが声をあげた。「彼女、彼女の記者会見のコメント、最高 よ。あんなにすばらしいコメントは聞いたことがない。『特にありません』(nothing special)『別に(nothing)』 僕は大いに気に入ったよ」 「あ、でも、あれその後、彼女は謝罪したん よ」 「ほんとか、嘘 ろ。あれでいいじゃないか」
僕はあのやりとりを見て、プリンスのディック・クラークとのやり取りを思い出した。プリンスは、そのときは、司会者クラークの「よりによって(of all places)」ミネアポリス出身という一言にカチンときて、受けえもぶっきらぼうになり、一言返事になった。そういえば、あのとき、プリンスも21か22くらい ったはず。ちょうどつっぱりたくなるお年 なのかもしれない。それとも、ひょっとして、エリカも司会者の何かが気に入らなかったのかな。(笑) 僕も、この一連の騒動は別に謝らないほうがおもしろいと思ったクチ 。プリンス好きのケイリブらしいなと思った。
(2007年10月5日金曜、東京メト・ミュージック・オアシス、銀座駅コンコース内オアシス=ケイリブ・ジェー ス&フィリー・ソウル・サーチャーズ・ライヴ)
2007-127
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