【塩谷達也ゴスペル・ライヴ】
勉強。
縁あって横浜モーション・ブルーでやるゴスペル・ライヴを見に行った。「塩谷達也プレゼンツ・ゴスペル・エクスペリエンス」というもの。塩谷さんは1970年生まれ。ICU(国際基督教大)卒後、黒人音楽を 究するためにニューヨークにわたった。教会でのゴスペルに衝撃を受け、1998年、クリスチャンになり、現在ゴスペルの普及に尽力しているという人物。ゴスペルをって10年近くになる、という。
バンドはドラ 、ーボード、ベース、ギター。これにが塩谷さんを含め4人。そのに、このところあちこちでよく見かけるブラック・シンガー、オリヴィアがいた。モーションは教会関係者、コーラス・ファン、ゴスペル・ファンなど ろうか、満員になっている。さすが、ゴスペル・パワー。
音楽的には、塩谷さんがゴスペル曲をうときの声に光るものがあった。彼は相当ゴスペルの洗礼を受けているよう 。一方日本語でうオリジナル曲は完璧にJポップに聞こえたので、何でもえるということ ろう。彼が司のごとく話をしたり、これらのバンド、、そして後半にでてきた12人のクワイアーなどをまとめる。
圧倒的 ったのは、オリヴィア・バレル。先日、マルのライヴでもバックコーラスを担当していたカナダ出身のジャマイカ系黒人シンガー。途で「ジーザス・ラヴズ・ミー」をったが、これは圧巻。オリヴィアのソはスケジュールがあわなかったりしてなかなか見られていなかったが、この日は偶然ながら、こうしたソを聴けてよかった。声質は、シー・シー・ワイナンズ的なゴスペル・ベースの聴きやすいポップなもの。この曲はホイットニー・ヒューストンもっているせいか、少しホイットニー的な雰囲気も感じた。さらにアンコールの「アメージング・グレイス」でも数小節ソを取ったが、これも在感を見せつけた。
オリヴィアによると、彼女の出身地ジャマイカ(彼女はカナダに移住、その後日本にやってきている)の教会でわれているゴスペルは、アメリカ、カナダのものとも若干違うという。アメリカのもののほうがよりコンテンポラリーで、ジャマイカのほうがよりトラディショナルな感じがする、という。
僕が思うのは、神のことを百万の言葉で語るよりも、オリヴィアの声で一語でもわれた瞬間にゴスペルを感じるということ 。別の言い方をすれば「オリヴィアの声にゴスペルを聴く」という感じ 。
僕は、ゴスペルをソウル・ミュージックのルーツとして、音楽ジャンルのひとつとして聴くので、宗教的メッセージが必要以上に語られることを好まない。(ある程度は、その音楽の性質上かまわない) つまり、ゴスペルにもエンタテインメントを求めている傾向がある。たとえばそのライヴに行くのは、その時間なり音楽なりを楽しみたいと思うからで、説教を聴きたい、暗い話を聞きたいとは思わない。
なので、今回のライヴは若干C(話)が僕には重かった。しかし、教会に行き、神に救いを求めたいと思う人にはそれが必要なの ろう。 からこうしたゴスペル系ライヴでは、どの観客にターゲットを絞るのかひじょうに重要な課題になってくるように思えた。そして、僕自身がゴスペルをどういう立ち位置で聴くのかということを再確認することになった。そういう意味で勉強になった。
メンバー
TATSUYA SHIOYA(g,vo) presents “Gospel Experience”
塩谷達也 プレゼンツ「ゴスペル・エクスペリエンス」
塩谷達也(vo,g)、 木健太(b)、佐藤五(key)、佐藤主一(g)、原由貴(ds)、高森美和(vo)、Olivia Burrell(vo)、山 織(vo)
セットリスト
Setlist : Shioya Tatsuya Presents Gospel Experience @ Motion Blue, Yokohama, September 17, 2007
セットリスト 塩谷達也 ライヴ
( ) denotes featured singer
show started 19:35
01. Falling In Love With Jesus (Shioya)
02. Hallelujah (Miwa)
03. Hail Jesus (Shioya)
04. Glad About It (Saori)
05. Jesus Loves Me (Olivia)
06. When I Think About The Lord (Miwa)
07. As The Deer (Shioya)
08. アタラシイウタ (Shioya)
09. I Need You To Survive (With Choir)
10. Total Praise (With Choir)
11. God Bless You (All)
Enc.1. Amazing Grace (Shioya-Miwa-Saori-Olivia)
Enc.2. I Need You To Survive (Repeat)
Enc.3. Hallelujah
show ended 21.51
(2007年9月17日月曜、横浜モーション・ブルー=塩谷達也・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shioya, Tatsuya
2007-115
Wordpress Search
Archives
- 2009年4月 (13)
- 2009年3月 (31)
- 2009年2月 (30)
- 2009年1月 (31)
- 2008年12月 (31)
- 2008年11月 (30)
- 2008年10月 (31)
- 2008年9月 (30)
- 2008年8月 (32)
- 2008年7月 (32)
- 2008年6月 (30)
- 2008年5月 (31)
- 2008年4月 (30)
- 2008年3月 (31)
- 2008年2月 (32)
- 2008年1月 (31)
- 2007年12月 (33)
- 2007年11月 (31)
- 2007年10月 (32)
- 2007年9月 (32)
- 2007年8月 (32)
- 2007年7月 (31)
- 2007年6月 (30)
- 2007年5月 (31)
- 2007年4月 (30)
- 2007年3月 (32)
- 2007年2月 (30)
- 2007年1月 (32)
- 2006年12月 (33)
- 2006年11月 (31)
- 2006年10月 (31)
- 2006年9月 (30)
- 2006年8月 (31)
- 2006年7月 (32)
- 2006年6月 (26)
- 2006年5月 (31)
- 2006年4月 (30)
- 2006年3月 (31)
- 2006年2月 (28)
- 2006年1月 (32)
- 2005年12月 (31)
- 2005年11月 (31)
- 2005年10月 (15)
- 2005年9月 (30)
- 2005年8月 (31)
- 2005年7月 (31)
- 2005年6月 (32)
- 2005年5月 (32)
- 2005年4月 (31)
- 2005年3月 (31)
- 2005年2月 (30)
- 2005年1月 (35)
- 2004年12月 (31)
- 2004年11月 (30)
- 2004年10月 (31)
- 2004年9月 (31)
- 2004年8月 (33)
- 2004年7月 (32)
- 2004年6月 (33)
- 2004年5月 (33)
- 2004年4月 (30)
- 2004年3月 (36)
- 2004年2月 (32)
- 2004年1月 (32)
- 2003年12月 (34)
- 2003年11月 (30)
- 2003年10月 (32)
- 2003年9月 (30)
- 2003年8月 (32)
- 2003年7月 (34)
- 2003年6月 (30)
- 2003年5月 (34)
- 2003年4月 (34)
- 2003年3月 (35)
- 2003年2月 (31)
- 2003年1月 (32)
- 2002年12月 (31)
- 2002年11月 (17)
- 2002年10月 (23)
- 2002年9月 (7)
- 2002年8月 (3)
- 2002年7月 (4)
- 2002年6月 (4)
メタ情報